小学2年生

小学2年生の関わり方と学びの指針|学習指導要領が大事にしていること・家でできること

「2年生になったら、家でもしっかり勉強させたほうがいいのかな」。
そう思ったときに知っておくと少し楽になるのが、学校が国の指針で何を大事にしているか、です。小学校学習指導要領(平成29年告示)をもとに、2年生の学びの土台と、家でできることをまとめました。もとは、わが家のために調べたことです。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(出典はページの下にあります)をもとにしています。お子さんの学びや発達のことで気になることがあるときは、学校の先生や、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。


学習指導要領が大事にしていること

育てたいのは、3つの力のバランス

今の学習指導要領では、学校で育てる力を「資質・能力」として、3つの柱で整理しています。

  1. 知識及び技能: 知っていること、できること。九九や漢字は、ここに入ります
  2. 思考力、判断力、表現力等: 知っていることを使って、考え、選び、伝える力
  3. 学びに向かう力、人間性等: 学ぼうとする気持ちや、粘り強さ、人と関わる力

大切なのは、この3つは別々ではなく、一緒に育つものとされていることです。九九を覚えることも、その覚えたことを生活で使ってみることも、「おもしろい」と感じる気持ちも、学校はどれも大事にしています。

「どのように学ぶか」も大事にされています

学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」という考え方が示されています。子どもが興味をもって自分から取り組むこと(主体的)、友だちや先生と話し合いながら考えること(対話的)、学んだことをつなげて自分なりに分かること(深い学び)です。

つまり学校の学びは、「言われたことを速く正確にやる」だけではありません。家での関わり方も、この方向に合わせると、親子のすれ違いが少なくなります。


2年生の学びの中身

国語:漢字160字と、読む・書く・話す

2年生の国語で習う漢字は、学習指導要領の配当表で160字です。1年生の80字から倍に増えます。あわせて、文章を読んだり、思ったことを書いたり、話し合ったりする活動も進みます。

漢字の詳しいことは、この年だけの記事「九九・漢字が増える時期と、ゲームやタブレット」にまとめました。

算数:九九が中心の年

2年生の算数では、乗法の意味を理解し、九九を身につけることが学習指導要領に示されています。九九は、その後の計算の土台になる大切な内容です。一方で、定着の速さには個人差があります。学校でも、くり返しの中で身につけていく前提です(詳しくは08の記事に)。

生活科:体験から学ぶ教科

生活科は、1年生と2年生にある教科です。学習指導要領では、自分と身近な人々・地域・自然とのかかわりに関心をもつこと、動物を飼ったり植物を育てたりすること、身近な自然を観察することなどが内容として示されています。

理科や社会の土台になる、「本物に触れて、気づく」学びです。点数では測れない部分が大きい教科でもあります。

そのほかの教科

音楽、図画工作、体育、そして道徳があります。得意・苦手が出てくる時期ですが、どの教科も「できる・できない」だけでなく、取り組む姿勢や感じたことを大事にする、というのが学習指導要領の考え方です。


家でできること

ここからは、指針の考え方に沿って、私が家でできると思うことです。全部やる必要はありません。家庭の形に合うものだけ、拾ってください。

宿題は「始まり」だけ一緒に

  • つきっきりで教える必要はありません。「始めるまで」に寄り添い、あとは見守る、くらいが続きやすい形です
  • 分からない所は、分からないまま学校で聞いてきても大丈夫です。「家で全部仕上げる」より、「分からない所が分かる」ほうが、先生にとっても助かる情報になります

生活の中の、数とことば

  • 買い物で「3つ買うといくら?」、おやつを分けるときの数、料理の手伝いでの量。九九や数の感覚は、生活の中でも育ちます
  • 看板やパッケージの漢字を一緒に読む。習った漢字を生活の中で見つけると、定着の助けになります

話を聞くことが、「表現力」の土台

  • 学校での出来事を聞く時間は、順序立てて話す力、伝える力の練習そのものです
  • アドバイスより先に、「それで、どうなったの?」と聞いてあげる。それだけで十分な日もあります

体験を広げる

  • 生活科の学びとつながる、散歩での自然観察、地域の行事、生き物の世話。特別な遠出でなくても大丈夫です
  • 本は、読書量を競うものではなく、興味の入り口です。読み聞かせも、まだ喜ぶ子はたくさんいます

ほめ方は「結果」より「途中」を

  • 点数や順位より、「前より書けるようになったね」「最後までやったね」という、過程への声かけのほうが、学びに向かう力につながります
  • ほかの子との比較は、親子ともに疲れてしまいます。比べるなら、少し前のその子と

わが家のこと

わが家は共働きで、毎日つきっきりで教える時間は取れません。教え方も、夫婦で迷うことがありますし、私が子どものころに習ったやり方と、今の学校のやり方のちがいに戸惑うこともあります。

そこで、すきま時間に使える学習の歌を作っています。九九の歌も、その1つです。子どもがその歌を口ずさんでいたとき、「楽しいから覚えている」でいいのかもしれない、と思えました。家でできることは、時間を作ることだけではありません。手が離せない時間の味方を、用意しておくことも1つです。


おわりに

学習指導要領が大事にしているのは、「速く、たくさん」だけではありません。知識と、それを使う力と、学ぼうとする気持ちを、一緒に育てることです。

家での関わりも、全部を教える必要はないのだと思います。始まりに寄り添う、話を聞く、生活の中で数やことばに触れる。その積み重ねで、土台は育っていきます。


このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(下の「出典」)をもとにしています。お子さんの学びのことで気になることがあるときは、学校の先生や、市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。

出典

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