小学2年生

小学2年生の成長の目安|体・ことば・心・生活の「今ごろ」と、幅の話

「同じ2年生なのに、うちの子は……」と、つい比べてしまう日のために。
小学2年生ごろの育ちの目安を、体・ことば・心・生活に分けてまとめました。もとは、わが家のために国の資料を調べたことです。

最初にお伝えしたいのは、どの目安にも大きな幅があるということです。早い子もいれば、ゆっくりの子もいます。目安は「できていないとダメ」な線ではなく、「今ごろ、こんなふうに育っていく子が多い」という地図のようなものとして読んでください。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(出典はページの下にあります)をもとにしています。目安から大きく外れて心配なときや、気になることが続くときは、学校の先生やかかりつけのお医者さん、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」などにご相談ください。


体のこと

身長と体重

文部科学省の令和6年度「学校保健統計」では、7歳の平均は、男の子で身長122.6cm・体重24.2kg、女の子で身長121.8cm・体重23.7kgでした。

ただし、これは全国の平均です。同じクラスでも、身長差はかなりあります。背の順で前でも後ろでも、それだけで心配はいりません。気になるときは、「平均と比べてどうか」より、「その子のペースで伸びているか」を見てあげてください。伸びが止まったように感じるときや、気になることがあるときは、学校の健康診断の機会や、かかりつけの先生に聞いてみてください。

歯:生え代わりが進む時期

最初の永久歯は6歳前後から生え始めます。2年生は、乳歯が抜けて前歯にすき間ができたり、新しい歯が生えてきたりする子が多い時期です。

  • 生え代わりの時期や順番にも、個人差があります
  • 生えたばかりの永久歯は、むし歯になりやすい時期でもあります。仕上げみがきは、まだ親の出番がある時期です
  • 歯並びや生え方で気になることがあれば、歯医者さんで聞いてみてください

目:視力の変化が出やすい時期

学校の健康診断では視力も測ります。文部科学省の学校保健統計では、裸眼視力1.0未満の子は小学生全体で3割を超えていました(2年生だけの数字ではありません)。視力が下がり始めるのは、めずらしいことではありません。

黒板の字が見えにくそう、目を細めて見る、といった様子があれば、学校の健診結果を待たずに眼科で相談してよいと思います。

運動と体力

走る、跳ぶ、投げる、泳ぐ。得意なことも、苦手なことも、はっきりしてくる時期です。運動の上達の速さには大きな差があります。「みんなができているのに」ではなく、「前よりできるようになったこと」に目を向けると、親子ともに気持ちが楽になります。

睡眠

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、小学生の睡眠時間の目安は9〜12時間とされています。2年生でも、まだ夜はしっかり眠る時間が必要です。

時間数だけでなく、朝すっきり起きられているか、日中元気に過ごせているかも目安にしてください(生活のリズムのことは「生活と安全」の記事にまとめています)。


ことばと学びの入り口

読むこと

2年生では、習う漢字が増え、教科書の文章も少しずつ長くなります。本をすらすら読む子もいれば、まだ読み聞かせが大好きな子もいます。読む速さや量には大きな幅があり、どちらが良い・悪いではありません。

  • 読むのがゆっくりでも、内容を楽しめていれば大丈夫なことが多いです
  • 逆に、早く読めても、意味を取りながら読む力はこれから育つところです

書くこと

国語で習う漢字は、学習指導要領の配当表で2年生は160字です。1年生の80字から倍に増えます(「九九・漢字が増える時期と、ゲームやタブレット」の記事に詳しく書きました)。

書き順や、とめ・はね・はらいまで一度に完璧にできる子は多くありません。漢字の定着は、くり返しの中で少しずつ進むものです。

話すこと・聞くこと

出来事を順序立てて話したり、理由をつけて説明したりする力は、まだ育っている途中です。話が飛んだり、結論だけ言ったりするのは、この時期らしい姿でもあります。

「初めに何があったの?」「それから?」と聞き返してあげると、話す練習になります。最後まで聞いてもらえる経験が、話す力を育てます。


心のこと

友だちの存在が大きくなります

特定の友だちと仲良くしたり、グループで遊んだりする姿が増えます。そのぶん、けんかや、仲間に入れなかったという出来事も出てきます。友だち関係の波は、この時期の成長の一部です。

勝ち負けに、強くこだわる子もいます

ゲームやかけっこで負けて泣く、ずるをしたと怒る。ルールや公平さへの関心が高まる時期でもあります。気持ちの切り替えはまだ練習中で、「負けても大丈夫」を少しずつ経験していく時期です。

「お兄さん・お姉さん」と「まだ甘えたい」の両方

1年生が入ってきて、下の学年に優しくする姿が見られることもあります。その一方で、家では甘えたり、わがままが増えたように見えたりすることもあります。外で頑張っている分、家で力を抜いている、という見方もできます。


生活のこと

自分でできることが増えてきます

  • 朝の支度や、翌日の学校の準備を、自分で進められる部分が増えます
  • 宿題に自分から取りかかる子もいれば、声かけが要る子もいます。どちらも、この時期としては普通の範囲です

忘れ物は、まだあって普通です

忘れ物が続くと心配になりますが、持ち物をそろえる力は、まだ育っている途中です。「忘れたら困る」という経験と、「そろえる仕組み」を一緒に作る経験の両方で、少しずつ身についていきます(「よくある悩み」の記事でも取り上げています)。

時間の感覚は、育ちの途中です

「あと5分」が長く感じたり、逆に遊びに夢中で時間を忘れたり。算数では、時刻を読むことは1年生で、「日・時・分」の関係は2年生で学びます。時間の感覚は、ちょうど学んでいる途中です。予定を「見える形」にして伝えると、助けになる子もいます。


目安との付き合い方

目安を見て「うちは遅いかも」と感じたときは、次の順で考えてみてください。

  1. 幅の中かもしれない: この記事の目安は、どれも幅の真ん中あたりの姿です。前後していても、成長の途中ということが多くあります
  2. その子のペースで進んでいるか: 少し前と比べて、できることが増えているなら、それがその子の成長です
  3. 気になることが続くなら、相談してよい: 学校の先生は、クラスの中での様子を知っています。健康のことは、学校の健康診断やかかりつけの先生へ。相談することは、「大げさ」ではありません

心配な気持ちは、子どもをよく見ている証拠でもあります。一人で抱えず、使える相談先を使ってください(「相談先と使える制度」の記事にまとめています)。


このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(下の「出典」)をもとにしています。お子さんの成長や健康のことで気になることがあるときは、学校の先生や、学校の健康診断・かかりつけのお医者さん、市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。

出典

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