小学2年生

九九・漢字が増える時期と、ゲームやタブレット|小学2年生だけの話

小学2年生は、「覚えるものが増える年」です。算数では九九、国語では漢字160字。そして家庭では、ゲームやタブレットとの付き合い方に悩むこともあります。
この2つは、どちらも「家庭のやり方」が問われるテーマです。国の指針で決まっていることと、家庭で決めることを分けて、わが家のために調べたことをまとめました。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(出典はページの下にあります)をもとにしています。お子さんの学びのことで気になることがあるときは、学校の先生や、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。


九九の時期:意味と、暗唱と

学習指導要領では、第2学年の算数で、乗法の意味を理解することと、乗法九九を身につけることが示されています。九九は、このあとの計算すべての土台です。

大切なのは、「意味」と「言えること」の両方です。

  • 意味: 「3×4」は「3が4つ分で12」ということ。おはじきや絵で表すと、式の意味が見えてきます
  • 言えること: くり返し声に出すことで、考えなくても出てくるようになります。速さより、正確さと続けやすさが先です

入り口は、いくつかあります

覚え方に王道は1つではありません。

  • 声に出して唱える
  • 書いて覚える
  • 意味を絵や物で確かめてから暗唱する
  • 歌やリズムにのせる

苦手な段だけを集中的に、という進め方もあれば、1の段から順に積み上げる進め方もあります。お子さんが「これなら続けられる」という入口が、その子にとっての正解です。

覚える速さには大きな幅があります。友だちと比べて遅くても、それはその子のペースです。あせって詰め込むより、「今日も3つ言えた」という積み重ねのほうが、結果的に確かに残ります。

わが家のこと

わが家は共働きで、毎日つきっきりで教える時間は取れません。そこで九九は、歌にしました。すきま時間に流しておけるし、親がそばにいなくても、耳から入ります。
子どもがその歌を口ずさんでいたとき、「楽しいから覚える」という入口が、わが子には合っていたのだと感じました。勉強の入口は、机の前だけではありません。

漢字の時期:160字と、読みと書き

2年生の国語で習う漢字は、学習指導要領の配当表で160字。1年生の80字から倍に増えます。

  • 学習指導要領でも、2年生の漢字は、まず「読むこと」、書くことは「漸次(だんだんに)」とされています。2年生で習う漢字を、すぐ全部書けなくても大丈夫です。1年生の漢字は、2年生で書いて使えるように学んでいきます
  • とめ・はね・書き順は、学校で学年ごとに順に学んでいます。家で全部を直そうとしなくて大丈夫です
  • 生活の中で習った漢字を見つける(看板、パッケージ、本)と、「知っている字」が増える楽しさがあります

先取りをしなくても、学校の進みに沿っていれば大丈夫です。漢字は6年生まで配当が続く長い道のりです。2年生で大事なのは、量を先に進めることより、「字っておもしろい」という感覚をなくさないことです。

書くことに強い苦手さがある、読み書きのつまずきが大きいと感じるときは、がまんせず学校の先生に相談してください。早めの相談が、その子に合った学び方につながります。

ゲームやタブレットとの付き合い方

ひとつの目安:スクリーンタイムは1日2時間以下

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」には、「小・中・高校生は1日当たり60分以上からだを動かし、スクリーンタイムは2時間以下にすることが推奨されています」と書かれています。スクリーンタイムは、テレビ視聴やゲーム・スマホ利用などの時間のことです。
家庭で線を引くときの、ひとつのよりどころになります。

線の引き方のアイデア

守りやすい線は、家庭ごとにちがいます。たとえば、こんな切り口があります。

  • 時間で区切る: 「1日○分」「宿題のあと○分まで」
  • 場面で区切る: 「リビングだけ」「自分の部屋には持ち込まない」
  • 寝る前は見ない: 睡眠の目安(小学生は9〜12時間)を守るためにも、寝る少し前は画面をお休みする、という線を引いている家庭もあります
  • 終わりの合図を決める: タイマー、動画1本分、ゲーム1回分など、「終わり」が子どもにも見える形に
  • 約束は、親子で決めて紙に書く: 一方的に決めた約束より、一緒に決めた約束のほうが守られやすい。一度決めて合わなければ、見直せばいいのです

動画は、敵にも味方にもなります

タブレットは、「取り上げるもの」だけではありません。学習の動画は、親が手をはなせない時間の、心強い味方です。わが家では、九九の歌のような学習の動画を、すきま時間に流すことがあります。

大事なのは、「何を、どう使うか」です。おすすめされるままに次々見る時間と、目的をもって使う時間は、同じ画面でも中身がちがいます。

  • 一緒に見て、内容を話す時間があると、それは「対話」の時間にもなります
  • 課金や、知らない人とつながる仕組みのあるものは、大人が先に確かめておくと安心です
  • もめたときは、「ゲームが悪」ではなく「約束の運用」の話として、冷静に確認し直す

「増える時期」の乗り切り方

九九も漢字も宿題も、そしてゲームの約束も。2年生は、家庭で決めること・見守ることが一気に増える時期です。全部を完璧に回すのは、どの家庭でも無理だと思います。

  • 優先順位は1つでいい(今月は九九、来月は漢字、のように)
  • できない日があっても、翌日から戻れば大丈夫
  • 比べる相手は、周りの子ではなく、少し前のわが子

覚えるものが増える時期だからこそ、「楽しく入れる入口」と「無理のない家庭のルール」が、親子の味方になります。


おわりに

九九も漢字も、2年生のうちに「完成」させるものではありません。これから何年もかけて、使って、慣れていくものです。
ゲームやタブレットも、禁止か自由かではなく、「わが家の約束」を育てていく時期なのだと思います。
あせらず、1つずつ。わが家のペースで進んでいきましょう。


このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(下の「出典」)をもとにしています。学びのつまずきが気になるときは、学校の先生や、市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。

出典

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