夜泣き・ねむり・授乳のなやみ|0〜5か月がいちばん大変な理由と、家庭でできる工夫
この記事は、0歳前半ならではのテーマ、「夜泣き・ねむり・授乳のなやみ」について書きました。
この時期の親の悩みの中心は、たいていここにあります。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
ねむり:この時期は「細切れ」が普通です
生まれたばかりの赤ちゃんは、授乳をはさんで短い睡眠を繰り返します。昼と夜の区別のない生活から始まって、月齢が進むにつれて、夜にまとまって眠る時間が少しずつ長くなっていく。それが、この時期のねむりの姿です。
つまり、夜中に何度も起こされるのは、親のやり方が悪いからではありません。赤ちゃんの睡眠のリズムは、そのようにできています。
家庭でできる工夫
- 朝はカーテンを開けて光を入れる、昼は明るい場所で過ごす
- 寝る前の流れを、できる範囲でそろえる(授乳→おむつ→着替え→暗くする)
- 夜中のお世話は、明かりと声を最小限にして、静かに済ませる
- 寝かしつけの方法(抱っこ・トントン・歌)は、その子に合うものを探す旅だと思って
工夫をしても眠らない夜はあります。それは失敗ではなく、その日の赤ちゃんの状態です。
親の睡眠を守る工夫
ねむりの問題は、子どもの問題であると同時に、親の体力の問題です。
- 大人が複数いる家庭では、夜間対応の交代を、時間帯で分ける
- 昼間、赤ちゃんが眠っている時間に、親も横になる
- 「眠れないこと」は、それ自体が相談してよいことです。産後の心と体については、健診の場や、市区町村の窓口で相談できます(05の記事に相談先をまとめました)
睡眠中の安全だけは、ゆるめないでください
気持ちの持ちようは楽にしていい。でも、眠る環境の安全は別です。
- 寝かせるときは、あおむけに
- 顔の近くに、口や鼻を覆ったり首に巻き付いたりする物を置かない
- できるだけベビーベッドに寝かせ、ソファで寝かせない(こども家庭庁の事故防止ハンドブックより)
- 泣き疲れてどうにもならないときは、赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、大人が少し離れて呼吸を整える。それで大丈夫です
安全な場所に寝かせて離れることは、置き去りではありません。親が落ち着いて戻ってくるための、大切な手順です。
夜泣き:理由が分からない時間帯があります
夕方から夜にかけて、理由のはっきりしない泣きが続く子がいます。授乳も、おむつも済んでいるのに泣き止まない。
あやす方法に、決まった正解はありません。抱っこの向きを変える、外の空気にあたる、音や歌を聞かせる、静かな場所に移る。その子に合う組み合わせを探していく時期です。
大切なのは、「泣き止ませられない」ことを、親の力不足と結びつけないことです。泣くことは、この時期の赤ちゃんの主な表現です。
授乳のなやみ:母乳でも、ミルクでも
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」は、離乳の開始前の乳児にとって、最適な栄養源は乳汁(母乳又は育児用ミルク)であるとしています。母乳と育児用ミルクは、どちらも「乳汁」として並んで扱われています。
よくあるなやみ
- 足りているか分からない:母乳は量が見えません。判断は、体重の増え方と合わせて行うものです。健診や、助産師・保健師の相談が確実です
- 間隔や量に迷う:赤ちゃんのサインに合わせるのが基本です。ミルクの量については、かかりつけ医や、容器の表示と月齢に沿って相談してください
- 周りの言葉に傷つく:授乳の方法は家庭の事情で決まるものです。母乳でも、ミルクでも、混合でも、その家庭の育て方です
授乳は、栄養であると同時に、赤ちゃんとの応答の時間でもあります。保育所保育指針の乳児保育でも、授乳は「個人差に応じて」行うものとされています。ほかの家庭と比べるものではありません。
この時期の大変さは、時期のせいです
0〜5か月の大変さは、夜の睡眠の細切れ、授乳の頻度、理由の分からない泣き。その多くは「この時期の赤ちゃんの姿」そのものです。
時期が進めば、少しずつ変わっていきます。離乳食が始まり(生後5〜6か月頃)、夜の睡眠がまとまり始める。出口はあります。
そして、出口までの間、親が倒れないことが何より大事です。交代する、昼に休む、頼る、相談する。親の休息は、子育ての技術の1つだと思ってください。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
睡眠や授乳のことで心配が続くときは、かかりつけ医や助産師・保健師、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」に相談できます。
出典
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」https://www.cfa.go.jp/sites/default/files/node/basic_page/field_ref_resources/ff38becb-bbd1-41f3-a95e-3a22ddac09d8/8ad42093/20230401_policies_boshihoken_123.pdf
- 厚生労働省「保育所保育指針(平成29年告示)」https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00010450
- こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブック」https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/handbook
