小学4年生

小学4年生のよくある悩み|自信・友だち・勉強・スマホ・体の変化

「うちだけでしょうか」と思う悩みほど、実は多くの家庭で起きています。
小学4年生でよく聞く悩みをまとめました。答えは1つではありません。家庭の形によって、合うやり方はちがいます。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。


まず、数字の話を少しだけ

文部科学省が委託した調査(令和2年度、0〜18歳の子をもつ親3,421人への調査)では、子育てに悩みや不安を「いつも感じる」「たまに感じる」と答えた親は、母親で76.4%、父親で61.8%でした。
悩みの内容で多かったのは、お父さんでは「しつけの仕方が分からない」(44.6%)、お母さんでは「子どもの生活習慣の乱れ」(44.7%)と、父母で順位がちがいます。「子育てに十分な時間がとれない」は、父親33.0%・母親20.8%と、父親のほうが高く出ています。

悩んでいるのは、あなただけではありません。その前提で、読んでください。

1. 「どうせできない」と自信をなくす

4年生ごろから、自分と友だちを比べて評価する力が育ち、自信がゆれやすくなります。「10歳の壁」と呼ばれる時期の中心的な悩みです。
比べる相手を「前の自分」に置き直す声かけや、過程を認める関わりについて、08の記事にまとめました。

2. 算数が急に分からなくなった

わり算の筆算、概数、分数。4年生の算数は、目に見えない概念を扱う内容が増えます(03の記事)。
「急にできなくなった」のは、サボっているからではなく、内容の質が変わったからかもしれません。どの単元から止まっているかを担任の先生と共有するところから始めてください。

3. 漢字が覚えられない・書くのが苦痛

4年生で学ぶ漢字は202字です。量が増える中で、「書くこと」自体が負担になる子もいます。
読みはできるのに書けない、書くのに時間がかかる。家庭では短い時間で区切る、歌やリズムで覚えるなど、苦手な作業を小分けにする工夫があります。強い苦手さが続くときは、先生に相談してください。

4. 友だちとのトラブル・仲間外れが心配

グループの関係が濃くなる分、関係のこじれも出てきます。悪口、無視、仲間外れ。親が直接介入すべきか、見守るべきか、判断に迷う場面です。
事実関係を子どもからよく聞き、つらい様子が続くようなら学校に相談してください。「学校に言ったら大きくなる」という心配もあると思いますが、早めに共有しておくほうが、子どもを守ることにつながると私は思います。

5. 反抗的な態度・口答え

親の言うことを素直に聞かなくなってくる時期です。これは、自立の芽生えでもあります。
頭ごなしに押さえると、関係そのものが冷えます。言い分を最後まで聞く、決めたルールは短く伝える。家庭ごとに効く形はちがいますが、「関係を切らない」ことを軸に置くと、ぶれにくくなると思います。

6. ゲーム・動画が止められない/自分のスマホがほしいと言い出す

友だちが持ち始めると、「自分だけない」という訴えが出てきます。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」には、「小・中・高校生は1日当たり60分以上からだを動かし、スクリーンタイムは2時間以下にすることが推奨されています」と書かれています(スクリーンタイムは、テレビ視聴やゲーム・スマホ利用などの時間)。これをひとつの目安にしながら、渡す前・使い始めの段階で、時間、置き場所、お金の使い方(課金)の約束を家庭で決めておくことが大切です。06の記事にも書きました。

7. 習いごとや塾との両立が苦しい

高学年の入口で、習いごとや塾が増える家庭もあります。宿題、睡眠、遊ぶ時間。全部は入り切りません。
続ける・やめるの判断は、「子どもの気持ち」と「家庭の余力」の両方で。睡眠時間を削ってまで続けるものは、見直しの対象です。

8. 宿題を先延ばしにする・忘れ物が多い

自分で管理する範囲が広がり、先延ばしや忘れ物が出てきます。
全部を親がチェックする年ごろでもなくなってきます。「帰宅後の流れ」を一緒に決める、連絡帳の確認だけは続けるなど、家庭の仕組み側で支えるのがこの時期の形です。

9. 体の変化への戸惑い・からかい

思春期の変化が始まる子が出てくる時期です。自分の体への戸惑いや、友だちの体へのからかいが起きることもあります。
家庭では、体の変化を「自然なこと」として話せる雰囲気を。からかいは、軽い冗談でも学校に相談してよいことです。本人が強く悩むときは、かかりつけ医にも相談できます。

10. 朝起きられない・生活リズムの乱れ

小学生の睡眠の目安は9〜12時間です(厚生労働省の睡眠ガイド)。夜更かしや朝の起きにくさが続くと、学校生活全体に響きます。
お母さんの悩みの1位が「子どもの生活習慣の乱れ」であるように、これは多くの家庭の共通の悩みです。06の記事に、リズムの整え方をまとめました。

おわりに

悩みの形は家庭ごとにちがいます。共働きの家庭、ひとり親の家庭、きょうだいが多い家庭、祖父母と同居の家庭、転勤が多い家庭。置かれた状況がちがえば、効く答えもちがいます。
「これが正解」と決めつけず、わが家に合う形を探すのが、結局はいちばんの近道です。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
悩みが続くときは、学校の先生や、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」に相談できます。

出典

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