小学4年生

小学4年生の成長の目安|体・ことば・心・生活の「今ごろ」と、幅の話

「高学年らしくなってきた」と感じる子もいれば、「まだまだ子ども」と感じる子もいる年ごろです。
小学4年生ごろの育ちの目安を、体・ことば・心・生活に分けてまとめました。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。


最初に:目安には「幅」があります

数字は、たくさんの子を調べた「平均」です。
平均から外れていることが、そのまま心配のサインになるわけではありません。

まして4年生は、思春期の変化が始まる子と、まだの子の差が大きくなる時期です。背の高さも、体の変化も、友だちとの向き合い方も、進み方は一人ひとり違います。
気になることが続くときは、学校の先生や、かかりつけ医、市区町村の相談窓口に相談してください。相談先は、この記事の最後と07の記事にまとめました。

体の育ち

身長と体重

文部科学省の学校保健統計(令和6年度)によると、9歳の平均は、男の子が身長134.0センチ・体重31.2キロ、女の子が身長134.1センチ・体重30.5キロです。男女の差はほとんどなく、むしろ「同じ学年の中での個人差」のほうが大きくなる時期です。

同じ統計では、肥満傾向児の割合は男女とも9歳から12歳で最も高く、男子では9歳以降1割を超えています。体重そのものより、生活リズム(睡眠・食事・体を動かす時間)のほうに目を向けたい時期だと思います。06の記事で書きました。

目と歯

裸眼視力1.0未満の子は、小学校全体で3割を超えています(学校保健統計。学年別の数字ではなく小学校全体の割合です)。ゲームやタブレットの時間と合わせて、姿勢や距離にも目を向けたいところです。気になる場合は、眼科で相談してください。

歯は、乳歯と永久歯が混在する時期が続きます。むし歯の子どもの割合は小学校全体で4割を下回っていますが、ゼロではありません(同統計)。定期的な歯科受診と、仕上げ磨きからの卒業は段階的に。

思春期の変化が始まる子も

体の変化(胸のふくらみ、声変わりなど)が始まる子が出てくる年ごろです。始まる時期には大きな幅があり、「早い・遅い」で心配しすぎる必要はありません。
ただし、変化への戸惑いや、友だちとの違いへの悩みは出てきやすい時期です。体のことは、家庭でも話題にしやすい空気を作っておけると安心です。心配なことがあれば、かかりつけ医に相談できます。

ことばの育ち

抽象的な言葉や、比喩、皮肉のような表現も理解し始める時期です。一方で、自分の気持ちを言葉にする力はまだ発達の途中です。「ムカつく」「ウザい」のような強い言葉の裏に、本当の気持ちが隠れていることもあります。

読書の好みにも差が出てきます。物語が好きな子、図鑑が好きな子、マンガ中心の子。形はどうあれ、「言葉に触れる時間」が語彙の土台になります。

心の育ち

自分を評価する目が育つ

この時期の大きな変化は、「自分を客観的に見る力」が育ってくることです。
テストの点、運動の得意・不得意、友だちからの評価。自分と他人を比べて、「自分はダメだ」と落ち込む場面が出てきます。これは「10歳の壁」と呼ばれる時期の特徴のひとつでもあります。08の記事でくわしく書きました。

友だちの世界が中心に

親より友だち、という場面が増えます。秘密の共有、グループの約束、仲間外れへの不安。子どもの社会は、子どもの中で回り始めます。
大人は少し離れた場所から見守り、困ったときの相談先として残る。それがこの時期の親の役割のひとつだと思います。

生活の育ち

睡眠

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、小学生の睡眠時間の目安は9〜12時間です。習いごとや宿題で就寝が遅くなりがちな時期ですが、睡眠は体と心の土台です。

自立と、安全のバランス

一人で留守番をする、友だちの家へ行く、行動範囲も広がります。できることが増える一方で、安全の管理は大人の仕事です。「何時まで」「どこまで」「連絡の取り方」の約束を、家庭で決めておく時期です。06の記事にまとめました。

気になるときは

  • 学校の担任の先生・養護教諭
  • かかりつけ医
  • お住まいの市区町村の「こども家庭センター」

「思春期の始まりかな」という体の相談も、「自信をなくしていて心配」という心の相談も、どちらも相談してよいことです。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
気になることがあるときは、学校の先生や、かかりつけ医に相談できます。

出典

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