小学1年生

小学1年生の親が頼れる相談先と、使える制度|学校・電話やLINEの相談・学童・就学援助

「こんなことで相談していいのかな」。そう迷ったときのための、相談できる場所と、1年生の家庭が使える国の制度をまとめました。
困ったときに、このページを思い出してもらえたらうれしいです。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国や学校などが公開している資料をもとにしています(出典はページのいちばん下にあります)。気になることがあるときは、学校の先生や、お住まいの市区町村の窓口、下にのせた電話・LINEの相談先を頼ってください。


「相談するほどのことかな」と思ったときこそ

毎日、本当におつかれさまです。
1年生の親になると、学校のこと、放課後のこと、仕事のこと、お金のこと。気になることが一度にいくつもやってきますよね。
でも、ひとつひとつは「わざわざ相談するほどじゃないかも」と思えて、つい自分の中にしまってしまう。そんなこともあると思います。

国の追跡調査(厚生労働省「21世紀出生児縦断調査」。2010年生まれの子が小学1年生だった2017年に聞いたもの)では、子育てで負担に思うことや悩みが「ある」と答えた親は75.2%でした。4人に3人です。
その中には、「子どもの病気などのときに仕事を休みづらい」15.7%、「一時的にあずけたい時のあずけ先がない」9.5%と答えた人もいました。

また、文部科学省の委託調査(0〜18歳の子をもつ父母に聞いたもの)では、心のよりどころになる人が「特にいない」と答えた人が、母親で8.1%、父親で11.2%いました。
身近に話せる人がいるとは限らないからこそ、「相談してよい場所」がいくつもあるのだと思います。

人や制度に頼るのは、楽をすること。そして、楽をするのはいいことだと、私は思っています。
くたびれる前に、「まだ大丈夫」のうちに頼るくらいで、ちょうどいいのかもしれません(手のぬきどころは「親の心の持ちよう」の記事にも書いています)。

共働きのわが家も、毎日つきっきりで子どもに教える時間は、なかなかとれません。だからこそ、困ったときに頼れる先を前もって知っておきたくて、調べてみました。


まずは、いちばん近くの「学校」

勉強のこと、友だちのこと、「学校に行きたくない」と言われたこと、体のこと。1年生の毎日のことなら、まずは担任の先生がいちばん近い相談先です。
連絡帳に「少しご相談したいことがあります」と一行書くだけでも、きっかけになります。電話や、面談の機会に話す方法もあります。

学校は、毎年の健康診断の結果をもとに、病気の予防や、治療をすすめるお知らせなどの対応をすることになっています。健康診断のお知らせが届いて気になったときも、学校に聞いてみて大丈夫です。

先生への伝え方や、どんなときに相談してよいかは、「発達で気をつけたいこと」の記事でくわしく書いています。


住んでいる市区町村の窓口

こども家庭センター

市区町村にある、妊娠中の人、子育て中の家庭、子ども本人の相談を受ける窓口です。母子保健(お母さんと子どもの健康)と、児童福祉(子どもの暮らしを守る仕事)の両方を受けもっていて、家庭ごとに支援の計画をつくって手助けするしくみになっています。

2026年4月1日の時点で、全国の85.9%にあたる1,496の市区町村に置かれています。まだ置かれていない市区町村もあるので、その場合は、市区町村の子育ての担当の窓口に聞いてみてください。

教育委員会の相談窓口

不登校など、学校生活のことは、住んでいる地域の教育委員会にも相談の窓口があります。文部科学省のページに、都道府県ごとの窓口の一覧が載っています(保護者や支援する人向け)。


電話・LINEで相談できるところ

夜や休日、だれにも言えないとき、顔を合わせて話すのが負担なとき。電話やLINEで相談できる先もあります。

相談先 番号など こんなときに
24時間子供SOSダイヤル(文部科学省) 0120-0-78310(なやみいおう) 子どもの悩みやSOS全般。いじめに限らない。子どもも保護者も。24時間・無料。原則として、かけた場所の教育委員会の相談機関につながる
児童相談所 相談専用ダイヤル(こども家庭庁) 0120-189-783(いちはやく・おなやみを) 子育ての悩みなど、子どものことの相談全般。無料。住んでいる地域の児童相談所につながる
親子のための相談LINE(こども家庭庁) LINEで「親子のための相談LINE」を友だち追加 子育てや親子関係の悩み。18歳未満の子とその保護者など。ニックネームで相談できる。住んでいる都道府県・市区町村を登録して使う。受付時間は地域によってちがう
子ども医療電話相談(厚生労働省・各都道府県) #8000 子どもの急な病気やけがで、病院に行くか迷ったとき。かけた都道府県の窓口につながる。どの都道府県でも行われていて、深夜0時をすぎても受け付けている。受付時間は都道府県ごとにちがう。携帯電話からも使える
こころの健康相談統一ダイヤル(厚生労働省) 0570-064-556 親自身が、つらい、気持ちが落ちこむと感じるとき。かけた地域の公的な相談窓口につながる。受付時間は地域によってちがう。通話料がかかる(無料通話や割引は使えない)
児童相談所 虐待対応ダイヤル(こども家庭庁) 189(いちはやく) 「もしかして虐待かも」と心配になったときの相談・連絡。24時間・無料。名前を言わなくてもよく、秘密は守られる。確信がなくてもよいと案内されている

※ 24時間子供SOSダイヤルと、児童相談所の2つのダイヤルは、一部のIP電話からはつながらないことがあります。こころの健康相談統一ダイヤルは、050で始まるIP電話からはつながりません。
※ 子どもの体調のことは、子どもがかかりやすい病気と、家でできるひとまずの対処 や 子どもの予防接種と、受ける時期のめやす にもまとめています。

「どこにかければいいか分からない」ときは、子どものことなら24時間子供SOSダイヤルか児童相談所の相談専用ダイヤル、親自身の気持ちのことならこころの健康相談統一ダイヤル、と考えておくと、少し迷いにくくなるかもしれません。親自身の「つらい」も、相談してよい立派な理由です。

子どもの急な病気やけがで迷ったとき、「もしかして虐待かも」と心配になったときは、「気にしすぎかな」と思っても、上の窓口に相談して大丈夫です(189は、確信がなくてもよいと案内されています)。ここだけは「楽していい」とは別のお話で、早めに動いてほしいところです。
意識がはっきりしない、呼吸がとても苦しそうなど、急いだほうがいいサインがあるときは、#8000ではなく、迷わず119番へ。急いだほうがいいサインは、子どもの病気のページのはじめ(「まず確かめたい『急いだほうがいい』サイン」)にまとめています。


1年生の家庭が使える制度

放課後児童クラブ(学童保育)

放課後に子どもが過ごせる場所のひとつです。新1年生を4月1日から受け入れているクラブは98.7%(2025年5月)。登録している子は、2026年5月の速報値で1,602,037人(前の年より31,392人増)です。
条件や申しこみの方法・時期、利用料は市区町村やクラブによってちがうので、お住まいの市区町村のページで確かめてみてください。くわしくは「小1の壁」の記事にまとめています。

放課後子供教室

地域の人や大学生などが、放課後や土曜日、夏休みなどに、学校の空き教室や公民館で、学習や体験の活動をする文部科学省の事業です。共働きかどうかに関係なく、すべての子が参加できます。材料費などの実費をのぞいて原則無料です(保険料などを集める地域もあります)。
地域によって、あるかどうか、内容や回数がちがうので、学校からのお知らせや市区町村のページで確かめてみてください。

就学援助

経済的な理由で、学校に通うためのお金のやりくりが大変な家庭を、市町村が手助けする制度です(学校教育法にもとづくもの)。
生活保護を受けている家庭と、市町村の教育委員会が「それに近い」と認めた家庭が対象です。どこまでを対象にするか、何を援助するかは市町村ごとにちがいます。

国の補助の対象になっているものには、たとえばこんな費用があります。

  • 学用品、新しく入学するときの学用品、通学用品
  • 給食費、校外活動の費用、修学旅行の費用
  • 医療費、PTA会費、卒業アルバムの費用、オンライン学習の通信費 など

文部科学省の調査(2024年度)では、就学援助を受けている子は全国で約117万人、就学援助率は13.31%でした。使っている家庭は少なくありません。
対象になるかどうかや申しこみの方法は、住んでいる市町村に問い合わせてみてください。

子の看護等休暇(働いている方へ)

2025年4月から「子の看護等休暇」という名前になり、小学3年生の終わりまでの子のために使えるようになりました。1年度に5日まで(対象の子が2人以上なら10日まで)、1時間単位でもとれます。
使える場面や、小学校に入ると対象からはずれる働き方の制度のことは、「小1の壁」の記事にまとめています。


家庭の形によって、頼り先もいろいろ

  • たとえば、ひとり親で、平日の昼間に窓口へ行く時間がとりにくい家庭なら、まずは電話やLINEで相談してみる、という形もあるかもしれません
  • たとえば、転勤で引っ越してきたばかりで、近くに知り合いがいない家庭なら、市区町村のこども家庭センターや子育ての窓口が、地域のことを知る入り口になるかもしれません
  • たとえば、祖父母と同居していて、家族の中で子育ての考え方がちがって悩む家庭もあるかもしれません。家の中で言いにくいことほど、外の相談先が役に立つこともあります
  • たとえば、きょうだいが多くて手が回らない家庭なら、学童や放課後子供教室など、放課後の居場所を組み合わせる方法もあります

どれかひとつが正解、ということはありません。今の家に合う頼り先を、少しずつ見つけていけたらいいのだと思います。

親がひとりで全部を背負わなくても大丈夫だと思います。頼れる所に頼って、そのぶん生まれたゆとりを、子どもと笑って過ごす時間に回せたらいいなと思っています。

窓口や制度をたくさん並べましたが、私も専門家ではありません。知っているだけで、いざというときの気持ちが少しちがう。そう思って書きました。


このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国や学校などが公開している資料をもとにしています(出典は下にあります)。気になることがあるときは、学校の先生や、お住まいの市区町村の窓口(こども家庭センターなど)、上の電話・LINEの相談先を頼ってください。お子さんの体調のことは、かかりつけのお医者さんや #8000 へ。

番号や受付時間は変わることがあります。かける前に公式ページでご確認ください。

出典

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