4歳・年中

4歳・年中の親の不安と疲れ|悩みながらがんばっているのは、あなただけではありません

年中の親になって、思っていたより疲れる。赤ちゃんのころより手は離れたはずなのに、口ごたえも始まって、別の大変さがある。自分だけうまくできていない気がする——そんな日のための記事です。
わが子のために調べた国の調査の数字と、いろいろな家庭の場面と、書いている私の本音から、「みんな悩みながら過ごしている」ということを集めてみました。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国の調査などの資料(出典はページの下にあります)をもとにしています。しんどさが続くとき、心の相談先をページの下に置きました。一人で抱えずに、使ってください。


数字で見ると、悩んでいる親は「多数派」です

文部科学省の委託調査(2020年、0〜18歳の子どもの親3,421人が回答)では、子育てに悩みや不安を「いつも感じている」「たまに感じている」と答えた親は、母親76.4%・父親61.8%でした。

悩みの内容で多かったものを見ると、この年ごろの家にも身近なものばかりです。

  • 「しつけの仕方が分からない」: 父親44.6%・母親37.9%。父親ではいちばん多くあげられました。いちばん下の子が0〜6歳の家庭で、とくに多くあげられていた悩みです。口ごたえへの対応に迷うのは、年中の家の「今」そのものかもしれません
  • 「子どもの生活習慣の乱れ」: 父親40.2%・母親44.7%。母親ではいちばん多くあげられました
  • 「子どもの健康や発達」: 父親38.1%・母親38.6%
  • 「子育てに十分な時間がとれない」: 父親33.0%・母親20.8%。父親のほうが12.2ポイント高い数字でした。共働きの家庭では、時間的な余裕のなさが悩みに結びつきやすい、ともされています

「ちゃんとできていない」のは、あなたのせいではありません。多くの親が、同じところで立ち止まっています。


家庭の形がちがえば、悩み方もちがいます

数字の外側には、家庭ごとの事情があります。たとえば、こんな家庭もあるかもしれません。

  • たとえば、共働きの家庭では、平日は時間に追われて、子どもの話をゆっくり聞く余裕がないことに、申し訳なさを感じている親がいるかもしれません
  • たとえば、ひとり親の家庭では、調査でも、悩みを「いつも感じている」割合が高いとされています。全部を一人で引き受ける大変さは、想像以上だと思います
  • たとえば、きょうだいが多い家庭では、4歳の子にかける時間がどうしても短くなって、やきもちや赤ちゃん返りに悩む家庭もあるかもしれません
  • たとえば、転勤が多い家庭では、園や友だち関係が変わるたびに、子どもの様子が気になる親もいるかもしれません
  • たとえば、祖父母と同居している家庭では、助かる一方で、しつけの方針が合わずに迷うこともあるかもしれません

どの家庭にも、その家庭なりの大変さがあります。よその家の「うまくいっているように見える部分」だけと、わが家を比べなくて大丈夫です。

心のよりどころは、人それぞれ

同じ調査では、子育ての「心のよりどころ」も聞いています。母親では「配偶者」61.2%、「自分の父母」59.6%、「友人・知人」47.1%でした。
一方で「特にいない」と答えた親も、父親11.2%・母親8.1%いました。頼れる人が近くにいないこと自体も、珍しいことではありません。そのために、公的な相談の窓口があります(下にまとめました)。


書いている私の本音

わが家は共働きです。毎日つきっきりで子どもと向き合う時間は、どうしても取れません。
夫婦で、教え方や叱り方について意見が合わず、迷うこともあります。自分が子どものころに慣れたやり方と、今のやり方がちがっていて、戸惑うこともあります。

それでも最近思うのは、子どもは、親が思うよりずっと自分の力で育っていくということです。親が全部を用意しなくても、園で、友だちの中で、遊びの中で、子どもは勝手に(というと変ですが)育っていきます。

だから、思いつめなくていい、と思っています。大変だけど、子育てを楽しもう。楽をしてもいい。手をはなせるところは、はなしていい。

我が家では、すきま時間に流せる学習の歌を自分で作っています。子どもがその歌を口ずさんでいるのを聞くと、「今日はこれで十分かな」と思える日があります。動画や歌は、忙しい親の心強い味方です。

そして何より、無理をしすぎないこと。親がすり減ってからでは、元に戻るのに時間がかかります。疲れたら早めに休む。人に頼る。それは甘えではなく、長く続けるための工夫だと思っています。

ここは別、という話

「楽をしていい」のは、親の気持ちの話です。
子どもの健康・発達・安全のこと、気になるサインのこと、相談すること——ここはゆるめません。気になることがあれば、早めに相談する。それと「肩の力を抜くこと」は、両立します。


疲れたときの逃げ場(相談先)

「誰かに聞いてほしい」と思ったときに使える、公的な窓口です。

  • こども家庭センター: 市区町村の、妊娠中から子育て中の家庭の相談窓口です(2026年4月1日時点で、市区町村の85.9%・1,496自治体に設置)。まだ置かれていない市区町村では、子育ての担当の窓口に問い合わせてみてください
  • 親子のための相談LINE: こども家庭庁のLINE相談です。ニックネームでも相談でき、対応時間はお住まいの地域によってちがいます
  • 児童相談所相談専用ダイヤル: 0120-189-783(無料。一部のIP電話からはつながりません)。子育ての悩みなどの相談先です
  • こころの健康相談統一ダイヤル: 0570-064-556(通話料がかかります。受付時間はお住まいの地域によってちがいます。050で始まるIP電話からはつながりません。その場合は、公式ページにある各都道府県・政令指定都市の窓口の番号へ)。親自身の心がつらいときの相談先です

相談するのは、特別なことではありません。「このくらい大丈夫かな」と思う段階で使ってよい場所です。


さいごに

悩みながら、それでも毎日ごはんを作って、園に送って、迎えに行って。そのくり返し自体が、もう十分に「やっている」ことです。
今日もおつかれさまです。まずは親であるあなたが、少しでも休めますように。


このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国の調査などの資料(下の「出典」)をもとにしています。子育ての悩みや、ご自身の心のつらさが続くときは、市区町村の「こども家庭センター」や「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556)などにご相談ください。

出典

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