4歳・年中

4歳・年中の関わり方と学びの指針|園が大事にしていること・家でできること

「年中になったら、家でも何かさせたほうがいいのかな」。
そう思ったときに知っておくと少し楽になるのが、園が国の指針で何を大事にしているか、です。保育所保育指針と幼稚園教育要領をもとに、園の学びの土台と、家でできることをまとめました。もとは、わが家のために調べたことです。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(出典はページの下にあります)をもとにしています。お子さんのことで気になることがあるときは、園の先生や、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。


園が大事にしていること

幼児教育の土台は「遊び」と「環境」

幼稚園教育要領の解説では、幼児教育の基本として、次の3つが挙げられています。

  • 環境を通して行う教育: 子どもが周りの環境に関わりながら育つ、という考え方
  • 遊びを通しての総合的な指導: 遊びの中で、心も体もことばも一緒に育つ
  • 一人一人の発達の特性に応じた指導: その子のペースに合わせる

つまり園の学びは、「机に向かって覚える」ものではなく、遊びと生活そのものが学びです。年中の時期も、この考え方は変わりません。

5つの領域で見る、子どもの育ち

園の活動は、「5領域」という視点で捉えられています。保育所保育指針でも、3歳以上は同じ5領域です。

  • 健康: 体を動かす、生活のリズム、食事や安全
  • 人間関係: 友だちや先生との関わり、協力や思いやり
  • 環境: 身近なものへの好奇心、数や文字への関心の芽生え
  • 言葉: 聞く・話す、言葉で伝える楽しさ
  • 表現: 感じたことを、歌や絵や体で表すこと

どれか1つではなく、5つが絡み合って育っていきます。たとえば、お店屋さんごっこ1つにも、言葉(接客のまね)、人間関係(交代で店番)、環境(数える)などが全部入っています。

育てたいのは、3つの力の「基礎」

指針では、幼児期に育みたい「資質・能力」として、次の3つが示されています。

  1. 知識及び技能の基礎: 遊びや生活の中で気づいたり、分かったり、できるようになったりすること
  2. 思考力、判断力、表現力等の基礎: 試したり、工夫したり、自分なりに表したりすること
  3. 学びに向かう力、人間性等: 興味をもって取り組む気持ち、友だちと関わる力

どれも「基礎」と付いているのが大切なところです。年中の時点で完成させるものではなく、遊びの中でじっくり育てるもの、とされています。

年中は「10の姿」の途中

「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは主に5歳児の後半に見られるようになる姿を整理したもので、到達目標ではありません。
年中は、その姿に向かう途中の時期です。「まだできていない」ではなく、「育ちの途中」と見るのが、指針の考え方に沿っています。


家でできること

ここからは、指針の考え方に沿って、私が家でできると思うことです。全部やる必要はありません。家庭の形に合うものだけ、拾ってください。

遊びの時間を、そのまま学びの時間に

  • 家での自由な遊び(ごっこ遊び、積み木、工作、泥んこ)は、5領域そのものです。特別な教材がなくても大丈夫です
  • 「何かさせなきゃ」と思った日ほど、ただ一緒に遊ぶ時間がいちばんの関わりになることもあります

言葉を育てるのは、毎日の会話

  • 「今日、園で何したの?」への答えが短くても大丈夫。話したいときに話せる空気が、言葉の土台です
  • 絵本の読み聞かせは、聞く力と想像する力の入り口です。長い本でなくても構いません

生活のリズムと「自分で」を支える

  • 早寝・早起き・朝ごはんのリズムは、園生活の体力の土台です
  • 着替えや片づけは、全部を一人で、ではなく「ここだけ自分で」の小さな担当から。できたときは、そのことを言葉にして認めてあげてください

気持ちの受け止め方

  • 口ごたえやかんしゃくは、まず気持ちを受け止めてから、話はそのあとで。それだけで収まる日もあります(詳しくは「口ごたえ・習いごとの迷い」の記事に)
  • 大人が全部を教え込まなくても、子どもは関わりの中で育っていきます。見守ることも、関わり方の1つです

わが家のこと

わが家は共働きで、毎日つきっきりで関わる時間は多くありません。その分、すきま時間に使える学習の歌を作っています。子どもが歌を口ずさんでいるのを聞くと、遊びや生活の中に学びが混ざっていく感じがして、少し安心します。動画も、忙しい日の心強い味方です。


おわりに

園が大事にしているのは、「早く、たくさん」ではありません。遊びと生活の中で、5つの領域と3つの力の基礎を、その子のペースで育てることです。
家での関わりも、特別なことをしなくて大丈夫です。一緒に遊ぶ、話を聞く、生活のリズムを整える。その積み重ねが、指針の言う「環境」の一部になっていきます。


このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(下の「出典」)をもとにしています。お子さんのことで気になることがあるときは、園の先生や、市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。

出典

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