4歳・年中の発達で気をつけたいこと|健診のこと・相談してよいとき・先生への伝え方
「気をつけたいこと」と聞くと、少し身がまえてしまいますよね。このページは、わが子をチェックするためのものではありません。
4歳は、3歳児健診が終わったあとの時期です。健診で何が決まっているのか、どんなときに相談してよいのか、園の先生や窓口にどう伝えればいいのかを、国の資料をもとにまとめました。わが子のために調べたことです。
文部科学省の委託調査(2020年)では、子育ての悩みの内容として「子どもの健康や発達」をあげた親は、父親38.1%・母親38.6%と、約4割でした。気になること自体は、とてもふつうのことです。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(出典はページの下にあります)をもとにしています。お子さんの発達のことで気になることがあるときは、園の先生や、かかりつけのお医者さん、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。このページで、診断や見分けはしません。
4歳の健診は、どうなっているの?
法律で決まった健診は、3歳児健診まで
こども家庭庁の案内によると、母子保健法第12条で市区町村に実施が義務づけられている乳幼児健診は、「1歳6か月児健診」と「3歳児健診」です。
つまり4歳には、全国どこでも必ずある、という健診はありません。
自治体によっては、4歳ごろの健診もあります
同じ母子保健法の第13条では、それ以外の健診についても、市町村は必要に応じて実施・勧奨することとされています。そのため、自治体によっては4歳児を対象にした健診を行っているところもあります。
あるかどうかは地域でちがいます。こども家庭庁も、地域の健診の実施状況は「住所のある市区町村の母子保健担当課等にお問い合わせください」と案内しています。気になる方は、まずそこに聞いてみてください。
年中の年度にある、5歳児健康診査
5歳児健康診査は、市区町村が実施し、国が費用を助成する支援事業として行われています。対象は、実施する年度に満5歳になる子で、標準的な時期は4歳6か月から5歳6か月です。学年でいうと、年中の年度にあたります。言語の理解や社会性が高まる時期に、お子さんの特性に早く気づき、支援につなげることが目的とされています。
こちらも、実施していない市区町村があります。案内が来るかどうかは、お住まいの市区町村の母子保健の窓口で確かめてみてください。健診で見ることは、年長の記事「発達で気をつけたいこと」に詳しく書きました。
園の先生は、毎日の様子を見ている人
健診の機会のほかにも、園の先生は毎日お子さんを見ています。気になることは、面談や連絡帳で聞いてみてください。相談の入口は身近にあります。
相談してよいサイン
ここに挙げるのは、「相談してよい目安」です。当てはまるから問題、ということではありません。反対に、当てはまらなくても、親が気になるときは相談してよいのです。
ことば
- 言いたいことが伝わらず、本人がいらだつことが多い
- 聞き取りにくい発音が多く、家族以外には伝わりにくい
- 言葉の数が増えていく様子が、ゆるやかに見える
行動・友だち
- 落ち着きのなさや、かんしゃくが、生活に支障が出るほど続く
- 友だちとの関わりで、園からも心配の連絡が続く
- こだわりが強く、予定の変更などで気持ちの切り替えがとても難しい日が多い
体・生活
- 発育曲線から大きく外れてきた、伸びが止まったように見える(「成長の目安」の記事に書きました)
- 睡眠や食事のリズムが大きく乱れて、昼間の生活に影響している
- けがを繰り返す、転びやすいなど、動きで気になることがある
どれも、「様子を見続ける」か「一度相談する」かの境目は、親の感覚で構いません。「大げさかな」と思うくらいで相談するのが、ちょうどいいのだと思います。
相談の仕方
園の先生への伝え方
- 短く、具体的に: 「ことばが気になります」より「家では、言いたいことが出てこなくて泣いてしまうことが増えました」のほうが、様子が伝わります
- 園での様子も聞く: 家と園で様子がちがうのは、よくあることです。両方の様子を合わせると、見え方が変わります
- メモを持っていく: 気になり始めた時期、具体的な場面を、箇条書きでよいので用意しておくと安心です
- 連絡帳も使えます: 対面で話す時間が取れない家庭は、連絡帳に一言書くところからでも大丈夫です
園の外で相談するとき
- かかりつけ医: 体調や発育のことは、まず日常を見ているお医者さんへ
- 市区町村の「こども家庭センター」: 子育て中の家庭の相談を受ける窓口です。2026年4月の時点で、85.9%の市区町村に置かれています
- 市区町村の母子保健担当課・保健センター: 健診のこと、発達の相談の入口になります
- 子ども医療電話相談 #8000(厚生労働省): 夜間など、子どもの病気やけがで判断に迷ったときに。受付時間は都道府県によって異なります
おわりに
健診の機会は、住んでいる地域でちがいます。だからこそ、親の目と、園の先生の目が頼りになります。
気になることを言葉にして相談するのは、子育ての一部です。「何でもなかった」なら、それで安心が1つ増えます。早めの相談は、決して大げさなことではありません。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(下の「出典」)をもとにしています。お子さんの発達のことで気になることがあるときは、園の先生や、かかりつけのお医者さん、市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。
出典
- こども家庭庁「乳幼児健診に関する取組み」: https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/nyuyojikenshin/
- こども家庭庁「5歳児健康診査マニュアル」: https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/0b505d2e-87a3-488b-a78c-46a38fbcf38b/1aa70ee6/20250905_policies_boshihoken_manuals-etc_23.pdf
- 文部科学省委託「令和2年度 家庭教育の総合的推進に関する調査研究」報告書: https://www.mext.go.jp/content/20210301-mex_chisui02-000098302_1.pdf
- こども家庭庁「こども家庭センター」: https://kokasen.cfa.go.jp/about
- 厚生労働省「子ども医療電話相談事業(#8000事業)」: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_55223.html
