4歳・年中のよくある悩み|口ごたえ・友だち・登園しぶり・習いごと…答えは1つではありません
4歳・年中の子育てで、よく出てくる悩みを10こ集めました。
文部科学省の委託調査(2020年)では、子育てに悩みや不安のある親にその中身を聞くと、父親でいちばん多かったのは「しつけの仕方が分からない」(44.6%)、母親でいちばん多かったのは「子どもの生活習慣の乱れ」(44.7%)でした。悩むこと自体は、とてもふつうのことです。
この記事では、答えを1つに決めません。家庭の形や、その子の性格で、合うやり方はちがうからです。合いそうなものだけ拾ってください。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(出典はページの下にあります)をもとにしています。お子さんのことで気になることがあるときは、園の先生や、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。
1. 口ごたえ・「やだ!」が増えた
「やだ」「ちがう」「自分でやる」。言い返す力がついてきたのは、ことばと思考が育っている証拠でもあります。でも、毎日のことだと親も疲れます。
- まず受け止める家も: 「そうしたいんだね」と気持ちを言葉にしてから、話をする順番にすると、収まりやすい日もあります
- 選択肢を渡す家も: 「こっちとこっち、どっちにする?」と選ばせると、自分で決めた感覚が残る子もいます
- 詳しくは、この年だけの記事「口ごたえ・習いごとの迷い」にまとめました
2. 登園しぶり・朝の支度が進まない
年少のころは行けていたのに、急に「行きたくない」。朝の支度も、なかなか進みません。
- 前日の夜に用意する家も: 服や持ち物をそろえておくと、朝のハードルが下がることがあります
- 朝の流れを絵や写真で見せる家も: 「起きる→顔を洗う→ごはん→着替え」の順番が見えると、動きやすい子もいます
- しぶりが続くとき: 園で何かあるのかもしれません。園の先生に、様子を聞いてみてください
3. 友だちとのけんか・トラブルが増えた
一緒に遊べるようになった分、思いのぶつかり合いも増える時期です。
- 話を聞くところまでで十分な日も: 解決策を急がず、「くやしかったね」と聞くことが、子どもの整理になることがあります
- 園と家で様子がちがうことも: 心配が続くときは、園の先生と情報を分け合うのが近道です
- 手が出ることが続くとき: 家庭だけで抱えず、園に相談してください
4. 動画やゲームの時間が長い
タブレットを渡すと静かになるけれど、これでいいのかな、と迷う家庭は多いと思います。
- 時間を決める家、場所を決める家: 守りやすい線の引き方は、家庭でちがいます
- 寝る前だけは見ない、という一本の線: 睡眠の時間を守るために、この線を引いている家庭もあります
- 動画は、親が手をはなせないときの味方にもなります(わが家では、すきま時間に学習の歌の動画を流すことがあります)。「何を見せるか」を大人が選んでおくと、罪悪感が減るかもしれません
5. 習いごと、始める? 続ける? やめる?
「周りが始めている」という声を聞くと、あせることもあります。
- 始める理由は家庭ごとに: 本人が楽しそう、体を動かしたい、親の勤務時間の都合。どれも立派な理由です
- 行きたがらない日が続くとき: 一時的な波なのか、合っていないのかで対応はちがいます。休む期間を置く家庭もあります
- 詳しくは「口ごたえ・習いごとの迷い」の記事にまとめました
6. 夜なかなか寝ない・夕方のぐずり
昼寝が短くなったり、なくなったりする子も出てきて、夕方にぐずる、夜は興奮して寝ない、という日もあります。
- 睡眠の目安から逆算する家も: 厚生労働省の睡眠ガイドでは、3〜5歳は10〜13時間が目安として紹介されています。起きる時刻から逆算して、寝る時刻の目安を置いてみてください
- 夕方の過ごし方を変える家も: 帰宅後のおやつや昼寝もどきの時間で、機嫌が変わる子もいます
- 眠れない日が続いて昼間に影響するようなら、園やかかりつけ医に相談してよいことの1つです
7. 好き嫌い・食べる量の波
昨日食べたものを今日は食べない。量も日によってちがいます。
- 出すだけ出す家も: 食べなくても食卓に並べ続けることで、接点は続きます
- 一口だけ、の約束の家も: 小さな成功体験を重ねる形です
- 体重の増え方や食べなさが心配なときは、母子健康手帳の発育曲線を見ながら、健診や受診の場で聞いてみてください
8. きょうだいげんか・下の子へのやきもち
下の子が生まれて、甘えが強くなった。きょうだいで取り合いになる。
- たとえば、きょうだいが多い家庭では、上の子だけの時間を短くても作ろうとする家庭もあるかもしれません
- たとえば、下の子が生まれたばかりの家庭では、4歳の子の「赤ちゃん返り」のような姿が出ることもあるかもしれません。それは安心の確認で、叱ることではありません
- 比べる言葉は、つい出てしまいます。出たら、その子の「できたこと」で言い直す。それで十分です
9. 片づけ・着替え、「自分で」が進まない
「自分でやる!」と言うのに、実際は時間がかかる。手伝うと怒る。
- 担当を小さく分ける家も: 「靴下だけ自分で」など、できる範囲を決めると、成功体験が増える子もいます
- 置き場所を決める家も: 片づける場所が1か所に決まっていると、動作が習慣になりやすい子もいます
- 全部を一人でできる時期ではありません。手伝うことと、自分でやることの境目は、家庭の朝の忙しさで決めて大丈夫です
10. おねしょ・トイレの失敗が続く
昼間は大丈夫でも、夜のおねしょが続く。園での失敗を気にする。
- 焦らないようにしている家も: できるようになる時期は、子どもによってちがいます
- 寝る前のトイレと、水分の取り方: 生活の工夫で様子を見る家庭もあります
- 本人が気にし始めたときや、心配が続くときは、かかりつけ医に相談できます。失敗した子を責めずにいられると、親子とも少し楽になると思います
おわりに
悩みの顔ぶれは、家庭によってちがいます。でも、「うちだけがうまくいっていない」ということは、まずありません。
この記事の答えは、どれも「正解」ではなく「選択肢」です。合うものを試して、合わなければ別の形に変える。そのくり返しで、わが家の形ができていくのだと思います。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(下の「出典」)をもとにしています。悩みが長く続くときや、お子さんの様子が大きく変わったときは、園の先生や、市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。
出典
- 文部科学省委託「令和2年度 家庭教育の総合的推進に関する調査研究」報告書: https://www.mext.go.jp/content/20210301-mex_chisui02-000098302_1.pdf
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」: https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf
