4歳・年中

4歳・年中の成長の目安|体・ことば・心・生活の「今ごろ」と、幅の話

「同じ年中さんなのに、うちの子は……」と、つい比べてしまう日のために。
4歳・年中ごろの育ちの目安を、体・ことば・心・生活に分けてまとめました。もとは、わが家のために国の資料を調べたことです。

最初にお伝えしたいのは、どの目安にも大きな幅があるということです。目安から外れて見える日があっても、それだけで問題とは限りません。反対に、気になることが続くときは、園の先生や、市区町村の窓口に相談してよいことになっています。目安と相談先は、セットで受け取ってください。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(出典はページの下にあります)をもとにしています。お子さんの成長のことで気になることがあるときは、園の先生や、かかりつけのお医者さん、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。


体の育ち

身長と体重:真ん中と、広い幅

こども家庭庁の「令和5年乳幼児身体発育調査」では、4歳の真ん中(中央値)は、およそ次のとおりです。

  • 身長:4歳前半で男児101.3cm・女児100.4cm、4歳後半で男児104.7cm・女児104.0cm
  • 体重:4歳前半で男児15.6kg・女児15.2kg、4歳後半で男児16.6kg・女児16.2kg

でも、これは「真ん中の子」の数字です。同じ調査では、ほとんどの子が入る幅(3〜97パーセンタイル)も示されていて、たとえば4歳前半の身長なら、男児で94.2〜108.6cmと、14cm以上の幅があります。
平均と比べて小さい・大きいではなく、「その子の伸び方が、その子の曲線に沿っているか」が大事な見方です。母子健康手帳の発育曲線にときどき点を打ってみると、変化の流れが見えます。

動き:大胆さと、指先の細かさ

  • 走る・跳ぶ・登るなど、全身を使う動きが大胆になってきます。片足で立つ、ケンケンをする、といったバランスの動きが出てくる子もいます
  • 指先では、はさみを使う、折り紙をする、丸や人の形らしい絵を描くなど、細かい動きも広がってきます

できる時期には個人差があります。「まだできない」ではなく、「今はここを楽しんでいる」と見ると、様子がつかみやすくなります。

歯:乳歯がそろった時期

日本歯科医師会の案内では、最後の乳歯(一番後ろの第2乳臼歯)は2歳半から3歳ごろに生えてきます。つまり4歳は、乳歯が生えそろって、乳歯でしっかり食べる時期です。
仕上げみがきは、まだ大人の役目です。むし歯の予防については、かかりつけの歯科で相談できます。

ことばの育ち

  • 「なんで?」「どうして?」が増えます。理由を知りたがるのは、考える力が伸びているしるしです
  • 昨日の出来事を順序立てて話したり、園でのことを報告したりできる子が増えてきます
  • 一方で、言いたいことが言葉より先に感情で出てしまうこともあります。口ごたえも、この時期のことばの育ちと表裏の関係です(「口ごたえ・習いごとの迷い」の記事に書きました)

話し始める速さ、言葉の多さには大きな幅があります。「よく聞いているのに話すのは少なめ」という子もいます。

心の育ち

  • 自分のやりたいこと、自分の考えをはっきり持つようになります。「自分で決めたい」が強くなり、大人の言うこととぶつかる場面も増えます
  • 友だちと一緒に遊ぶ楽しさが増し、「○○ちゃんと遊びたい」という相手の意識も出てきます。同時に、けんかや仲直りの経験も増えていきます
  • うれしい・くやしい・はずかしいなど、気持ちの種類が増え、言葉で表そうとします。まだ表しきれず、態度に出ることもあります

自己主張が強いのは、心が育っている証拠でもあります。わがままかどうかは、その場の様子だけで決めつけなくて大丈夫です。

生活の育ち

  • 着替え、食事、片づけなど、「自分でできる」範囲が広がります。ボタンやファスナーなど、難しいものは練習中、という時期です
  • 睡眠の目安は、3〜5歳で10〜13時間です(厚生労働省の睡眠ガイド)。昼寝がなくなる子もいて、夜の睡眠がより大事になります。夕方にぐずる日は、眠気のサインかもしれません
  • 食事は、好き嫌いが出やすい時期です。量にも日によって波があります

「できること」と「まだ甘えたいこと」が混ざっているのが、この年ごろの自然な姿です。

気になるときは

目安は、あくまで目安です。次のようなときは、一人で抱えずに相談してみてください。

  • 発育曲線から大きく外れてきた、伸びが止まったように見える
  • ことばや動きで、気になることが数か月続いている
  • 園の先生からも同じ心配を聞いた

相談先は、園の先生、かかりつけ医、市区町村の「こども家庭センター」などです。4歳の時期の健診や、相談してよいサインについては、「発達で気をつけたいこと」の記事にまとめました。


おわりに

4歳・年中は、「赤ちゃん」から「子ども」へ、本人の自覚も親の目にも変化が見える時期です。
目安は、比べるためではなく、「今ごろ」を知って安心するためのものです。その子のペースで伸びている部分を、ときどき見つけてあげてください。


このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(下の「出典」)をもとにしています。成長のことで気になることが続くときは、園の先生や、かかりつけのお医者さん、市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。

出典

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