「3+2」で止まる子に、本当に伝えたいたしざんの本質
小学1年生・たしざん入門でつまずく理由と、家でできる伝え方 🍎
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「3+2=?」――小学1年生の算数の入り口、たしざんです。
大人にとっては当たり前の計算ですが、ここで指が止まる子は決して少なくありません。
「指で数えればいいじゃない」と思いますよね。でも、お子さんはそれすらどうやればいいのか、戸惑っている可能性があるんです。
今日は、「たしざんの最初の一歩」でつまずく子に、家でできる伝え方をお話しします。
たしざん入門は、「数は "あわせる" ことができる」という発想を初めて使う単元。これを体で覚えるところから始まるんです。
🤔 なぜ「3+2」で止まるのか
「3」と「2」が分かっていても、「あわせる」という操作が、頭の中でまだ起きていない――これが原因です。
数を「かぞえる」ことと、数を「あわせる」ことは、子どもにとって別の活動。
「3」「2」と言えるのに、「3と2をあわせる」と言われると固まる子は、まさにこの段階にいます。
必要なのは、ドリルではなく「実物をあわせる体験」。手を動かして「あわせると増える」感覚を、体に入れてあげることです。
🍎 「3と2」をあわせてみよう!
🌱 家庭でできる、3つの伝え方
食べ物・おもちゃで「あわせる」体験
クッキー3枚と2枚をお皿の上であわせる。みかん3個とりんご2個を一緒のかごに入れる。実物が増える瞬間を、目で見て手で触る経験が何より大事です。プリントの数字より、テーブルの上のおやつから始めましょう。
指を使うのを禁止しない
「指で数えちゃダメ」と止めると、子どもは混乱します。指は、子どもが最初にもらった計算機。1年生のあいだは、思い切り使わせてあげてください。指で数える経験を重ねるうちに、自然と頭の中だけで計算できるようになります。
「いくつといくつ」と並行して
vol21でお伝えした「10の合成」と、たしざんは表裏一体です。「7と3で10」が言えれば「7+3=10」も自然に出ます。たしざん練習が苦しい時こそ、いくつといくつに戻ると、スッと進むことがあります。
❌ 親がやりがちなNG対応
「100ます計算」のような速さ重視の練習は、意味を理解した後の応用編。最初から急かすと、子どもは「算数=つらい」と覚えてしまいます。今は、ゆっくりでも答えにたどり着ければ100点です。
考えている子に「5でしょ」と答えを先回りしないこと。考える時間が、計算力を育てる一番の栄養です。10秒、20秒待つくらいの忍耐が、親に求められる場面です。
✨ できるようになったサインと、次のステップ
「3+2は…5!」と、指を見ずに答えられる。
おやつを「ぜんぶで何個?」と聞いたら、自分で数える。
―― ここまで来たら、「いくつといくつ」「繰り上がりたしざん」に進んでOKです。
ここを「楽しい」と感じられた子は、その後の算数も伸びやすいんですよ🐾
まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。
