「23と32、どっちが大きい?」で固まる子に伝える、数の見方
小学1年生・100までのかずでつまずく原因と、家でできる工夫 🔢
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「99のつぎはいくつ?」――小学1年生の2学期、子どもは100までの数を学びます。
10までのかず、20までのかずをクリアしてきた子も、「100までのかず」では新しい壁にぶつかります。
「23と32、どっちが大きい?」「57の "5" って、5なのに50なの?」――数字の並びが、突然意味を持ち始めるからです。
ここでつまずくと、2年生の "位(くらい)"でますます苦しくなります。1年生のうちに、「10のまとまり」の見方を育てておくのが大事なんです。
🤔 「23」と「32」の違いを"見る"
子どもの目には、数字が「2と3」「3と2」のように、同じ数字の入れ替えに見えます。
「どっちも "2" と "3" でしょ?」と感じてしまうのです。
大事なのは、「左の数字は10のまとまりの数」「右の数字はバラの数」と分かること。
「23」は 10のまとまりが2つと、バラが3つ。「32」は 10のまとまりが3つと、バラが2つ。これが見えれば、大きさの違いも一目瞭然です。
🟧 「23」と「32」を見比べよう!
🌱 家庭でできる、3つの伝え方
10円玉と1円玉で見せる
「23円を作って」と頼むと、子どもは10円玉2枚と1円玉3枚を出さなければいけない。これだけで「10のまとまり×2+バラ3」を体感できます。お小遣いを実際に数える経験は、最高の数学教材です。
カレンダーで数を読む練習
カレンダーは、1〜31の数字が整然と並ぶ最高の教材。「15日はどこ?」「23日の次は?」と日常の中で問いかけ。誕生日や予定の日を一緒に見るだけで、数字の感覚が自然に身につきます。
100まで一緒に数える
お風呂で1〜100まで数える、寝る前に一緒に数える――声に出して数える経験は、数の感覚を体に染み込ませます。「29、30」「39、40」のような10の節目で間違えやすいので、優しく声を合わせてあげてください。
❌ 親がやりがちなNG対応
「十の位」「一の位」という言葉は、2年生で正式に習います。1年生のうちは「10のまとまり」「バラ」という言葉で十分。難しい用語を急いで教えると、嫌いになる子が多いです。
「1〜100をノートに書きなさい」は、苦行になりがちです。書くこと自体が目的化すると、数の意味が抜け落ちます。実物・カレンダー・お金など、意味のある場面で数に触れさせてください。
✨ 100までの数が見えたサインと、次のステップ
「87と78、どっちが大きい?」と聞いて、すぐに答えられる。
カレンダーの「来週の月曜は何日?」と聞いて、自分で見つけられる。
―― ここまで来たら、2年生の「1000までのかず」もスムーズに入ります。
値段、日付、ページ番号――身の回りの数字が、急に意味を持って見えるようになりますよ🐾
まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。
