まるちゃん先生
🐾 まるちゃん先生
小学生の算数のつまずきを、やさしく解きほぐします
🐾 優しく 🐾 楽しく 🐾 一生懸命
📖 教えて、まるちゃん先生 / 第23回
🐾 この連載について
このコラムは、AIを活用した教育キャラクター「まるちゃん先生」が、小学校算数のつまずきについて語る連載です。

まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。

「なんじ・なんじはん」が読めない子への、本当の教え方

1年生でつまずく時計の読み方、その原因と家庭でできる工夫 🕒

「いま、なんじ?」――時計を見せると、お子さんが固まる。

「3時!」と元気に答えるけど、長針が真上を指していなくても言ってしまう。
あるいは、長針と短針を混同して、「12時」を「6時」と読んでしまう――。

小学1年生の「なんじ・なんじはん」
大人には簡単すぎて、なぜ子どもがつまずくのか分からない単元です。
でも、時計には大人が忘れた"特殊なルール"が3つも詰まっているのです。

まるちゃん先生
元小学校教員として20年、現場で見てきました🐾
時計は、「数字」と「針の長さ」と「位置」の3つを同時に処理する単元。1年生にとっては、想像以上に難しいんです。

🤔 なぜ時計は1年生に難しいのか

時計には、子どもにとって謎が3つあります。

大人は経験で当たり前に処理していますが、1年生はこのルールを一つずつ言葉で覚える必要があるのです。

そして時計の難しさは、2年生の「時刻と時間」でさらに広がります(vol05参照)。1年生のうちに「読み方の基本」をしっかり固めることが、後々の差を生みます。

🕒 「3じはん」の時計を見てみよう

12 3 6 9 1 2 4 5 7 8 10 11
みじかい針=なんじ ながい針=なんぷん
みじかい針が「3と4のあいだ」、ながい針が「6」 → 3じはん

🌱 家庭でできる、3つの伝え方

⏰ ポイント①

「みじかい針」だけを先に見る

いきなり両方の針を見せると混乱します。まずは長針を「12」に固定した時計で、短針だけを動かして「なんじ?」と聞く練習を。アナログの練習用おもちゃ時計を1つ用意できると最強です。100均でも買えます。

🗣 ポイント②

「ちょうど」と「はん」を声で覚える

長針が真上(12)なら「ちょうど○時」、真下(6)なら「○時はん」。これを呪文のように、毎日朝ごはん前に声で確認。「いま7じちょうどだね」「7じはんになったら出かけるよ」――生活の中で言葉として刷り込みます。

📅 ポイント③

毎日の「時刻」を生活に結びつける

7じに起きる」「8じはんに学校」「3じにおやつ」――生活の節目に時刻をひもづけると、時計を読む動機が生まれます。時計を見て自分で行動できたら、たくさん褒めてあげてください。

❌ 親がやりがちなNG対応

❌ NG① デジタル時計だけで済ませる

家がデジタル時計ばかりだと、アナログ時計を読む機会が激減します。学校のテストはアナログ。家にも1つはアナログ時計を置きましょう。子ども部屋やリビングなど、目につく場所に。

❌ NG②「なんでわからないの」と言う

時計は大人が忘れた"複雑なルール"の塊です。子が分からないのは当然のことなんです。「むずかしいよね、一緒に見ようか」と言える親が、お子さんを救います。

✨ 読めるようになったサインと、次のステップ

✨ こんな様子が見えたら、時計が読めるようになったサインです

「ママー、もう8じはんだよ!」と自分から教えてくれる。
テレビ番組の時間を、自分で時計と見比べる。
―― ここまで来たら、「○時○分」(5分・10分単位)の読み方に進んでOKです。

「なんじ・なんじはん」が読めると、子どもの世界はぐっと広がります
「あと10分でおやつ」「7時までに宿題」――時間を自分で管理できる子は、生活全般がしっかりしてきます。

まるちゃん先生
時計は毎日見るもの
プリント学習より、生活の中で「いま何時?」と問いかける方がずっと効きます🐾

時計が読めた日、お子さんは少し大人に近づきますよ。