まるちゃん先生
🐾 まるちゃん先生
小学生の算数のつまずきを、やさしく解きほぐします
🐾 優しく 🐾 楽しく 🐾 一生懸命
📖 教えて、まるちゃん先生 / 第24回
🐾 この連載について
このコラムは、AIを活用した教育キャラクター「まるちゃん先生」が、小学校算数のつまずきについて語る連載です。

まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。

「ボール」と「丸」を一緒にする子に、本当に伝えたいこと

1年生「かたち」の単元、平面と立体の区別がカギになる理由 🎲

「ボールはまるかな?」「いえはしかくかな?」――小学1年生の3学期、子どもたちは「かたち」の単元に出会います。

シンプルに見えるこの単元、実は意外なつまずきポイントが潜んでいます。
それは、「平面のかたち(◯△□)」と「立体のかたち(球・三角柱・立方体)」を区別すること

大人には当たり前ですが、1年生にとっては「ボールは丸いのに、どうして「球」っていうの?」という大きな疑問なんです。

まるちゃん先生
元小学校教員として20年、現場で見てきました🐾
この単元、テストでは出にくいけれど、2年生以降の図形・3年生の立体・5年生の体積まで、ずっと尾を引きます。「かたちの目」を、今のうちに育ててあげたいんです。

🤔 「丸」と「球」、何が違うのか

子どもの頭の中では、こんな会話が起きています。

大人は、平面(紙の上の◯)立体(手に取れる球)を直感的に区別できます。
でも子どもには、この2次元と3次元の区別がまだ難しい。だから「ボールも丸」「お皿も丸」と全部まとめてしまうんです。

1年生で大事なのは、「触れる・転がせる・積めるかどうか」――立体の特徴を体で覚えること。机の上の絵だけでは育ちません。

📐 「平面」と「立体」のちがい

平面(へいめん) まる さんかく しかく 紙にかける 立体(りったい) きゅう(ボール) えんちゅう(缶) りっぽうたい(はこ) 手でつかめる 同じ「まる」でも、触れるかどうかでちがう!
紙にかけるのが平面、手でつかめるのが立体。これが基本の見分け方です

🌱 家庭でできる、3つの伝え方

🔍 ポイント①

「お家のなかから探そう」ゲーム

球のかたちを3つ見つけよう」「箱のかたちを3つ」――家中を探検する遊び。ボール、ミカン、ビー玉/ティッシュ箱、本、お弁当箱…身近なモノを実際に手に取りながら、かたちの仲間分けをします。これだけで、立体の特徴が体に入ります。

🎲 ポイント②

転がる?積める?を実験する

球はどこにでも転がる、円柱は横にすると転がる・立てると積める、立方体は転がらないが積める――この「性質のちがい」を、リビングで実験させてみる。コロコロ転がす、積み上げる――遊びながら立体の本質に触れられます。

✏️ ポイント③

「絵をかく」と「写す」を分ける

「ボールを絵に描いて」と頼むと、子は丸を描きます。これが「平面」。次に「ボールを紙の上に置いて、ふちをなぞって」と頼むと、これも丸が描けます。「立体は紙にうつすと平面になる」――この体験が、2年生・3年生の図形理解の土台になります。

❌ 親がやりがちなNG対応

❌ NG① プリントだけで済ませる

紙の上の図だけ見せても、立体の感覚は絶対に育ちません。実物を触る・転がす・積む――この体験を飛ばすと、3年生の「直方体・立方体」で必ずつまずきます

❌ NG② 用語を急いで覚えさせる

「球」「円柱」「立方体」――難しい漢字の用語を、1年生が完璧に覚える必要はありません。「ボールのかたち」「缶のかたち」「箱のかたち」でOK。用語より、性質と感覚を優先してください。

✨ かたちの目が育ったサインと、次のステップ

✨ こんな言葉が出たら、かたちの感覚が育ったサインです

「これはボールと同じかたちだね」
箱は積めるけど、ボールは積めないよ」
―― お子さんが性質を言葉で説明できるようになったら、図形の目が確実に育っています。

「かたち」は、2年生で「三角形・四角形」、3年生で「箱の形」、5年生で「体積」とずっと続きます。
1年生で実物に触れた経験は、10年後の図形理解にまで影響する基礎です。

まるちゃん先生
図形は体で覚える単元
プリントを増やすより、リビングのモノを一緒に転がす方が、ずっと身につきますよ🐾

今日のおうちは、かたちの宝箱です。