まるちゃん先生
🐾 まるちゃん先生
小学生の算数のつまずきを、やさしく解きほぐします
🐾 優しく 🐾 楽しく 🐾 一生懸命
📖 教えて、まるちゃん先生 / 第22回
🐾 この連載について
このコラムは、AIを活用した教育キャラクター「まるちゃん先生」が、小学校算数のつまずきについて語る連載です。

まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。

繰り下がりのあるひきざんで止まる子に、本当に教えたいこと

1年生最大の壁「13ー7」が解けない理由と、家でできる伝え方 🔢

「13-7」――小学1年生の2学期、ここで多くの子どもが手を止めます。

「3から7は引けないよ…」とつぶやいて固まる、お子さんを見たことはありませんか?

これは決して理解力の問題ではありません
大人にとって当たり前の「10を崩して借りてくる」発想は、1年生の子どもにとって、人生で初めて出会う"算数の大きな壁"なのです。

まるちゃん先生
元小学校教員として20年、現場で見てきました🐾
この単元は、1年生の算数で一番つまずきやすいと言われています。でも、正しい順序で見せれば、必ず乗り越えられます。

🤔 なぜ「13-7」で手が止まるのか

子どもは「13」を「1と3」として見ています。
だから「3から7を引く」と考えて、引けないと固まる。

ここで必要なのが、「13は "10と3" でできている」という見方です。
10を崩して7を引き、残った3と元々の3を合わせて答え6を出す――この手順を「減加法(げんかほう)」と呼びます。

この見方が育つには、vol21でやった「いくつといくつ」の感覚がベースになります。10を分けられる子は、繰り下がりもスッと入る。順序があるんです。

🔍 「13ー7」の頭の中を見てみよう

①13を「10と3」にわける 10 3 ②10から7をひく → 3 10ー7=3 3 ③ 3 と 3 で → 6 ✨
13は「10と3」と見えれば、繰り下がりは怖くないんです

🌱 家庭でできる、3つの伝え方

🟧 ポイント①

「10のかたまり」を物で見せる

10円玉1枚と1円玉3枚で「13円」を作る。「7円ちょうだい」と頼むと、子は10円玉を崩さないと払えないことに気づきます。10をくずす経験を、お金やブロックで何度も体験させてください。プリントより圧倒的に効きます。

📝 ポイント②

「さくらんぼ計算」を一緒に書く

教科書で出てくる「さくらんぼ計算」(13を10と3に分ける図)を、親も一緒に書いてあげる。「13は10と3だね」と声に出しながら。書けない子も、親が書く姿を見せるだけで、考え方のが伝わります。

🎯 ポイント③

「いくつといくつ」を毎日復習

繰り下がりが苦手な子は、「10の分解」が固まっていないことが多いです。「9と1で10」「8と2で10」を、お風呂や寝る前に5回唱えるだけ。土台が整えば、繰り下がりはスッと解けるようになります。

❌ 親がやりがちなNG対応

❌ NG① 答えだけ教えて済ませる

「13-7は6だよ」と教えても、次の問題で同じくつまずきます。大事なのは答えではなく、「10を崩す」考え方。プロセスを飛ばして暗記させると、2年生の筆算で必ず崩れます。

❌ NG②「もうやめなさい」で切り上げる

疲れたお子さんを叱って終わると、「算数は嫌い」という気持ちが残ります。15分やって進まなければ、その日はやめてOK。翌日や週末に、おはじきや10円玉で再チャレンジしましょう。

✨ つまずきが取れたサインと、次のステップ

✨ こんな言葉が出たら、繰り下がりが腹落ちしたサインです

「13は10と3だから、10から7引いて、3足して6!」

―― お子さんが自分の言葉で手順を説明できたら、繰り下がりの見方が育った証拠です。

ここまで来れば、2年生で出会う2桁の筆算もスムーズに進みます。
10を崩す」感覚は、その後すべての引き算で使う基本動作です。

まるちゃん先生
繰り下がりは、1年生の最大の山場
ここを焦らず、おはじき1個ずつ動かしながら、ゆっくり登ってあげてください🐾

登り切ったお子さんは、もう算数の世界の入り口に立っています。