3歳・年少

3歳・年少のよくある悩み|行きしぶり・トイレ・イヤイヤ・ことば・寝かしつけ

「うちだけでしょうか」と思う悩みほど、実は多くの家庭で起きています。
3歳・年少でよく聞く悩みをまとめました。答えは1つではありません。家庭の形によって、合うやり方はちがいます。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。


まず、数字の話を少しだけ

文部科学省が委託した調査(令和2年度、0〜18歳の子をもつ親3,421人への調査)では、子育てに悩みや不安を「いつも感じる」「たまに感じる」と答えた親は、母親で76.4%、父親で61.8%でした。
悩みの内容で多かったのは、お父さんでは「しつけの仕方が分からない」(44.6%)、お母さんでは「子どもの生活習慣の乱れ」(44.7%)と、父母で順位がちがいます。「子育てに十分な時間がとれない」は、父親33.0%・母親20.8%と、父親のほうが高く出ています。

悩んでいるのは、あなただけではありません。その前提で、読んでください。

1. 行きしぶり・朝、園の前で泣く

入園直後は特に多い悩みです。環境が大きく変わる時期なので、涙が出ること自体は不思議ではありません。
園に入ってしまえば元気に過ごしている子もいます。まずは担任の先生に「園ではどう過ごしていますか」と聞いてみるのが第一歩です。くわしくは08の記事にまとめました。

2. トイレの失敗が続く・おむつが外れない

トイレの自立の時期には、とても大きな幅があります。園で進めていても、家では甘えておむつにしたがる子もいます。
焦って叱ると、トイレそのものが嫌いになってしまうことも。園と家の進め方をそろえ、その子のペースで進めるのが結果的に近道です。心配が続くときは、3歳児健診の場でも相談できます。

3. イヤイヤ・かんしゃく

「自分でやりたい」気持ちが強くなる年ごろです。着替え、食事、順番、どれも戦場になりえます。
選択肢を2つに絞って「どっちにする?」と聞く、先に予告しておく(「あと1回滑ったら帰るよ」)、など、家庭ごとに効く工夫はちがいます。かんしゃくの最中に理由を説明しても届きにくいので、落ち着いてから短く伝える、という分け方もあります。

4. ことばが遅い気がする

まわりの子と比べて、ことばの数が少ない、文章にならない、発音が分かりにくい。心配になるのは自然なことです。
ことばの育ちには幅がありますが、気になることが続くなら、一人で抱えず3歳児健診や、かかりつけ医、園の先生に相談してください。聞こえの問題が隠れていることもあるので、健診の場で聞いてみるのが確実です。02の記事も参考にしてください。

5. 好き嫌い・食べムラ

昨日食べたものを今日は食べない。3歳の食事は、そういうものです。
一食単位で評価せず、数日単位で「だいたい食べられているか」を見る。苦手なものは少量から、食べても食べなくても大騒ぎしない。家庭によって工夫はさまざまです。体重の伸びが気になるときは、健診や、かかりつけ医で相談できます。

6. 下の子が生まれて、赤ちゃん返り

たとえば、下の子が生まれたばかりの家庭では、3歳の子が急に甘えん坊になったり、できていたことをしなくなったりすることもあるかもしれません。
私はこれを、「退行」ではなく「新しい環境にがんばって適応しているサイン」だと思うようにしています。上の子だけの時間を少し作る、抱っこを優先するなど、各家庭で形はちがいます。

7. 動画やスマホを見せすぎている気がする

テレビや動画の時間は、家庭ごとの約束が大切だと思います。見る内容を決める、時間を区切る、食事中は見ない、など。小さい約束から始めるのが続けやすいです。
共働きのわが家にとって、動画は心強い味方です。罪悪感を持ちすぎず、「約束の中で使う」という形がよいと思っています。

8. 寝かしつけに時間がかかる・夜泣き

厚生労働省の睡眠ガイドでは、3〜5歳児は10〜13時間が目安として紹介されています。お昼寝が長すぎると夜の寝つきが悪くなる、という循環もあります。
寝る前の流れを一定にする(お風呂→歯みがき→絵本→消灯)、朝の光を浴びる、など、生活リズム側の工夫も選択肢です。06の記事にまとめました。

9. 友だちをたたいてしまう・おもちゃの取り合い

ことばで伝える力が、まだ気持ちに追いついていない時期です。たたく・押す・取り上げるは、「伝えたいのに伝わらない」形のひとつかもしれません。
園での様子は先生に聞き、家では「痛かったね」「貸してって言おうね」と短く伝える。家庭と園で同じ方向を向いていると、子どもも混乱しません。

10. 甘えん坊・抱っこばかり

集団生活が始まると、家で思い切り甘えたくなる子がいます。外でがんばっている分、家は安心して力を抜ける場所、ということです。
抱っこやスキンシップは、この年齢では「しすぎ」ということはないと私は思います。時間がないときは「ぎゅっと10秒」など、短くても濃い時間を。

おわりに

悩みの形は家庭ごとにちがいます。共働きの家庭、ひとり親の家庭、きょうだいが多い家庭、祖父母と同居の家庭、転勤が多い家庭。置かれた状況がちがえば、効く答えもちがいます。
「これが正解」と決めつけず、わが家に合う形を探すのが、結局はいちばんの近道です。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
悩みが続くときは、園の先生や、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」に相談できます。

出典

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