小学5年生

小学5年生の関わり方と学びの指針|学習指導要領が大事にしていることと、家でできること

「高学年の勉強は、親がついていけない」。
5年生になると、そんな声をよく聞きます。学習指導要領では何が大事にされているのか、家でできることと合わせてまとめました。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。


学習指導要領が大事にしている「3つの柱」

小学校学習指導要領(平成29年告示)では、育成を目指す資質・能力を3つの柱で整理しています。

  1. 知識及び技能
  2. 思考力、判断力、表現力等
  3. 学びに向かう力、人間性等

この3つは切り離されたものではなく、相互に関係し合いながら一体的に育成されるものとされています。
そして授業は「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指す、とされています。知識を覚えるだけでなく、それを使って考え、説明し、対話する。その学び方が、高学年ではいっそう中心になります。

5年生で学ぶこと(学習指導要領より)

算数:抽象的な内容が本格化する

5年生の算数の内容には、次のようなものがあります。

  • 偶数と奇数、約数と倍数
  • 小数のかけ算・わり算(かける数やわる数が小数の場合も)
  • 異分母の分数のたし算・ひき算
  • 三角形や平行四辺形などの面積、立方体や直方体の体積
  • 測定値の平均
  • 単位量あたりの大きさ(速さの考え方につながります)
  • 図形の合同、円周率、多角形
  • 百分率、円グラフや帯グラフ

「割合」や「単位量あたり」のように、目に見えない関係を扱う内容が中心です。親世代が「難しい」と感じるのも無理はありません。自分が習ったやり方と今の学校のやり方がちがう場面も、ここから増えてきます。

国語:漢字は193字

学年別に学ぶ漢字は、第5学年で193字と定められています(文部科学省 学年別漢字配当表)。
量そのものより、文章を読み取り、自分の考えを書く学習の比重が増えていく時期です。

家庭科が始まる

授業時数表を見ると、家庭科は第5学年から始まります。調理や裁縫、生活の工夫。家庭での実践と直結する教科です。家事の分担を子どもと話す、よい機会にもなります。

関わり方のヒント

親が「教える」から「一緒に考える」へ

内容が難しくなるこの時期、親が完璧に教える必要はありません。むしろ「どう考えたの?」「どこで止まったの?」と聞く関わりが、3つの柱のいう「思考力」そのものを育てます。
分からないところは、学校の先生に聞くように子どもを後押しする。それも大事な関わりです。

比べる相手は「前の自分」

テストの点数で友だちと比べる目が強くなる時期だからこそ(08の記事のテーマにもつながります)、家庭では「前よりできるようになったこと」を言葉にして伝える存在でいたいと思います。

家でできること(私の提案です)

  • 割合を生活で使う:「2割引っていくら?」「打率って何?」など、買い物やスポーツの話題で
  • 体積・面積を測る:部屋の広さ、水槽の水の量など、身近なものを題材に
  • 家庭科と連動する:簡単な調理やボタン付けを一緒に。学校の学びが生活で生きる体験になります
  • すきま時間の復習:共働きで、つきっきりの時間はとれません。わが家では、学習の歌をすきま時間に流す形が続いています。子どもが学習の歌を口ずさんでいたときは、繰り返し聞く力の大きさを感じました
  • 動画も味方に:調べものや復習に、動画は心強い味方です。見る内容は親子で決めておくと安心です

特別な教材がなくても、生活の中に学びの種は転がっています。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
学習のことで気になることがあれば、学校の担任の先生に相談できます。

出典

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