小学5年生

小学5年生の成長の目安|体・ことば・心・生活の「今ごろ」と、幅の話

「急に背が伸びた」「なんだか大人びてきた」。変化を感じる出来事が増える年ごろです。
小学5年生ごろの育ちの目安を、体・ことば・心・生活に分けてまとめました。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。


最初に:目安には「幅」があります

数字は、たくさんの子を調べた「平均」です。
平均から外れていることが、そのまま心配のサインになるわけではありません。

5年生は特に、思春期の成長の始まりの差が大きい時期です。背がぐんと伸びる子もいれば、伸びはこれからという子もいる。体の変化が始まる子もいれば、まだの子もいる。その「ばらつき」自体が、この時期の正常な姿です。
気になることが続くときは、学校の先生や、かかりつけ医、市区町村の相談窓口に相談してください。相談先は、この記事の最後と07の記事にまとめました。

体の育ち

身長と体重:女の子が追い抜く時期

文部科学省の学校保健統計(令和6年度)によると、10歳の平均は、男の子が身長139.7センチ・体重35.2キロ、女の子が身長141.1センチ・体重35.0キロです。
7歳・8歳では男の子のほうが少し大きかった平均身長が、10歳では女の子が上回っています。もちろん個人差は大きく、あくまで平均の話です。

同じ統計では、肥満傾向児の割合は男女とも9歳から12歳で最も高く、10歳では男子12.7%・女子9.1%です。一方で、痩身傾向児の割合も男女とも10歳ごろまで上昇しているとされています。太りすぎ・痩せすぎのどちらか一方ではなく、生活リズム全体を見る時期だと思います。

思春期の体の変化

胸のふくらみ、声変わり、体毛、にきび。体の変化が本格化する子が増える時期です。始まる時期には大きな幅があり、「早い・遅い」で心配しすぎる必要はありません。
変化への戸惑いや、友だちとの違いへの悩みは出てきやすい時期です。08の記事で、関わり方をくわしく書きました。心配なことがあれば、かかりつけ医に相談できます。

目と歯

裸眼視力1.0未満の子は、小学校全体で3割を超えています(学校保健統計。学年別の数字ではなく小学校全体の割合です)。スマホやタブレットの時間と合わせて、姿勢や距離にも目を向けたいところです。気になる場合は、眼科で相談してください。

歯は、永久歯への生え変わりが進む時期です。むし歯の子どもの割合は小学校全体で4割を下回っていますが、ゼロではありません(同統計)。定期的な歯科受診を続けてください。

ことばの育ち

論理的に説明する力、文章を組み立てる力が伸びる時期です。一方で、気持ちの表現はアンバランスになりやすく、強い言葉や、逆に無口になることで気持ちを表す子もいます。

言葉の力は、学びの土台です。読書の形はマンガでも図鑑でも構いません。「言葉に触れる量」が、思考の深さにつながっていきます。

心の育ち

親との距離が変わり始める

何でも話してくれた子が、少しずつ「言わないこと」を持ち始めます。これは、内面の世界が育っている証拠です。
全部を知ろうとするより、「話したくなったら話せる関係」を保つこと。その距離感が、この時期の親の課題だと思います。

感情の波と、自尊心

友だち関係の評価に一喜一憂し、気持ちの浮き沈みが大きくなる子もいます。友だちとの関係が広がること自体も、心を揺らすのだと思います。
「大人の階段」の途中で揺れているのだと思うと、親の側も少し落ち着いて見ていられます。

生活の育ち

睡眠

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、小学生の睡眠時間の目安は9〜12時間です。委員会やクラブ、塾や習いごとで帰宅が遅くなる子も増えますが、成長期の睡眠は体と心の土台です。

自立と、安全のバランス

行動範囲はさらに広がります。スマホを持つ子も増え、「連絡の取り方」そのものが家庭のテーマになります。08の記事で、スマホの約束について書きました。

気になるときは

  • 学校の担任の先生・養護教諭
  • かかりつけ医
  • お住まいの市区町村の「こども家庭センター」
  • 子ども自身の相談先として「24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310」(文部科学省。子どもや保護者が24時間いつでも相談できます)

体の変化の相談も、心の相談も、どちらも相談してよいことです。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
気になることがあるときは、学校の先生や、かかりつけ医に相談できます。

出典

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