小学3年生

小学3年生のよくある悩み|勉強・友だち・ゲーム・生活習慣…答えは1つではありません

小学3年生の子育てで、よく出てくる悩みを10こ集めました。
文部科学省の委託調査(2020年)では、子育てに悩みや不安のある親のうち、父親では「しつけの仕方が分からない」(44.6%)が、母親では「子どもの生活習慣の乱れ」(44.7%)が、それぞれ最も多くあげられました。悩みの顔ぶれは親によってもちがいますが、悩むこと自体は、とてもふつうのことです。
この記事では、答えを1つに決めません。家庭の形や、その子の性格で、合うやり方はちがうからです。合いそうなものだけ拾ってください。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(出典はページの下にあります)をもとにしています。お子さんのことで気になることがあるときは、担任の先生や、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。


1. 宿題に時間がかかる・取りかからない

教科が増えて、宿題の量や種類も増えてくる時期です。

  • 始める時刻だけ決める家も: 帰宅後すぐ、おやつのあと、など、家庭の流れに合わせて固定すると、始めやすい子もいます
  • 量を区切る家も: 「ここまで」と範囲が見えると取りかかれる子もいます
  • 極端に時間がかかる日が続くとき: 内容のつまずきが隠れていることもあります。担任の先生に相談してください

2. 算数がむずかしくなった(わり算・分数)

3年生の算数では、わり算・分数・小数が新しく出てきます。抽象的な内容が増える時期です。

  • 具体物で考える家も: 分数は折り紙や食べ物を分ける場面、わり算は配る場面と結びつけると、イメージしやすい子もいます
  • 九九が土台: わり算は九九の逆です。つまずきが九九にあるなら、そこに戻るのが近道です
  • 詳しくは08の記事「勉強がむずかしくなる時期と『ギャングエイジ』」にまとめました

3. 漢字が覚えられない・書くのが苦手

3年生の新しい漢字は200字。画数の多い字も増えてきます。

  • 読みと書きを分けて考える家も: 読めることと、書けることは別の力です。まず読める字を増やす進め方もあります
  • 短い時間で繰り返す家も: 一度にたくさんより、少しずつ何度も。すきま時間に向いています
  • 学校の進め方とそろえたいときは、担任の先生に聞いてみてください

4. 授業についていけていない気がする

テストの点や、本人の「分からない」という言葉で心配になることがあります。

  • どこで分からなくなったかを聞く: 全部ではなく、つまずきの場所は意外とピンポイントなことがあります
  • 学校に聞くのが近道: 授業での様子は担任の先生が一番知っています。面談を待たずに相談して大丈夫です
  • 先取りを急ぐより、今のつまずきを埋めるほうが、結果的に楽になることが多いと私は思います

5. 友だちグループのトラブル・仲間外れ

決まった友だち同士で集まるようになり、グループの中と外が生まれやすい時期です。

  • 話を聞くところまでで十分な日も: 解決策を急がず、気持ちを聞くことが整理になることがあります
  • 様子が続く・元気がなくなる: 学校での出来事は家からは見えにくいものです。担任の先生に、早めに様子を伝えてください
  • 詳しくは08の記事にも書きました

6. 口答え・反発が強くなった

自分の考えを言葉で返す力が伸びてきた分、大人への反発も目立ってきます。

  • まず受け止める家も: 「そう思うんだね」と気持ちを言葉にしてから、話をする順番です
  • 譲れない線は短く: 安全のこと、人を傷つけることは、気持ちの受け止めとは分けて伝えます
  • この時期の姿は「ギャングエイジ」という言葉で呼ばれることもあります。付き合い方は08の記事にまとめました

7. ゲーム・動画・スマホの時間が長い

終わりの約束で毎回もめる、という家庭は少なくないと思います。

  • 時間を決める家、内容を決める家: 守りやすい線は家庭でちがいます
  • 寝る前の時間だけは線を引く家も: 睡眠の時間を守るために、この線を引いている家庭もあります
  • ひとつの目安として、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」には、「小・中・高校生は1日当たり60分以上からだを動かし、スクリーンタイムは2時間以下にすることが推奨されています」と書かれています(スクリーンタイムは、テレビ視聴やゲーム・スマホ利用などの時間)。そのうえで、守りやすい線の引き方は家庭ごとにちがいます。

8. 生活リズムの乱れ・夜ふかし

寝る時刻が遅くなり、朝がつらい。生活習慣の乱れは、多くの親の悩みです。

  • 睡眠の目安から逆算する: 小学生の目安は9〜12時間(厚生労働省の睡眠ガイド)。起きる時刻から逆算して、寝る時刻の目安を置いてみてください
  • 夜の流れを決める家も: お風呂→宿題の確認→自由時間→就寝、のように順番が決まっていると、切り替えやすい子もいます
  • 眠れない日が続いて昼間に影響するようなら、担任やかかりつけ医に相談してよいことの1つです

9. 習いごとと勉強の両立・送迎の負担

教科が増えた分、平日の時間の使い方が難しくなります。

  • 曜日の配分を見直す家も: 習いごとの日と、ゆっくりできる日のバランスを、学期の区切りで見直す家庭もあります
  • たとえば、共働きの家庭では、送迎の負担が続く範囲かどうかが、続ける判断の大きな材料になるかもしれません
  • やめる・休むことは、失敗ではありません。家庭の事情が変われば、選択も変わっていいものです

10. 忘れ物・持ち物の管理ができない

自分で準備する範囲が広がった分、忘れ物も目立ってきます。

  • 置き場所とチェックの形を決める家も: ランドセルの中身の定位置、前の日の夜の確認など、仕組みで助ける形です
  • 学校と足並みをそろえる: 学校で使っている確認の方法があれば、家でも同じ形にすると混乱が少ない子もいます
  • 忘れ物が続くこと自体より、本人が困る場面を減らす工夫を。叱る回数を減らすための仕組みです

おわりに

悩みの顔ぶれは、家庭によってちがいます。でも、「うちだけがうまくいっていない」ということは、まずありません。
この記事の答えは、どれも「正解」ではなく「選択肢」です。合うものを試して、合わなければ別の形に変える。そのくり返しで、わが家の形ができていくのだと思います。


このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(下の「出典」)をもとにしています。悩みが長く続くときや、お子さんの様子が大きく変わったときは、担任の先生や、市区町村の「こども家庭センター」などの窓口にご相談ください。

出典

← おうちの方へ(ほかの年ごろ)