5歳・年長の生活と安全|ねむり・食事・事故の予防・スマホやテレビとのつき合い方
年長の毎日を回す、生活の土台の話です。ねむり、食事、事故の予防、スマホやテレビとのつき合い方。
国の目安を紹介しながら、「家ごとにちがっていい」部分も分けて書きました。もとは、わが家のために調べたことです。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(出典はページの下にあります)をもとにしています。お子さんの体調や安全のことで心配なときは、かかりつけのお医者さんや、お住まいの市区町村の相談窓口にご相談ください。夜や休日に急な病気やけがで迷ったときは、子ども医療電話相談 #8000 もあります。
ねむり:まずは「時間」と「朝の様子」
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、3〜5歳児は10〜13時間の睡眠時間をとることが、米国睡眠医学会の推奨として紹介されています。
年長になると、園の昼寝が短くなったり、なくなったりして、夜の睡眠が中心になってきます。
- 目安の使い方は、「時間数」だけにとらわれないこと。朝すっきり起きられているか、日中元気に過ごせているかも、大事な目安です
- 寝る時刻より、起きる時刻をそろえるほうが、リズムは整いやすいと言われます。休みの日も、極端にずらさないのが理想ですが、できない週があっても大丈夫です
- 画面(テレビ・動画・ゲーム)の時間は、睡眠にも関わります。ガイドでは、長い座りっぱなしの時間やスクリーンタイムが、睡眠時間が減ることと関係している、と書かれています
寝かしつけの工夫は「よくある悩み」の記事(6. 夜、なかなか寝ない)にも書きました。
食事:朝ごはんと、「楽しい食卓」
文部科学省は、「早寝早起き朝ごはん」国民運動を進めています。朝食は、栄養補給だけでなく、脳や消化器官を目覚めさせて、体内時計のリズムを整えることにもつながる、とされています。
- 朝ごはんは「きちんとしたもの」でなくても大丈夫です。おにぎりと味噌汁、パンと牛乳。続けられる形が、いちばんの形だと思います
- 量や品数より、リズム。決まった時間に食卓につく習慣のほうが、長い目では大事です
- 好き嫌いは、年長ではまだあってふつうです(「よくある悩み」の記事 7. にも書きました)。園の給食で食べられているなら、家では少し肩の力を抜いても
食事のことで気になること(食べなさが続く、体重の増え方が心配)があれば、健診の機会やかかりつけの先生に聞いてみてください。
事故の予防:年長は「行動範囲が広がる」時期
こども家庭庁は、0歳から6歳の子どもに起こりやすい事故と予防法を「こどもの事故防止ハンドブック」にまとめています。年長は、できることがふえるぶん、事故の種類も変わってきます。家の中と外に分けて、要点だけ紹介します。
家の中で
- お風呂の水まわり: 入浴後は浴槽の水を抜く、浴室には外鍵を付けて子どもが一人で入れないようにする、というのがハンドブックのすすめです。大人が洗髪するときは、子どもを浴槽から出すこともあげられています
- 転落: 窓には補助錠やストッパーを付けて大きく開かないようにする、窓やベランダの近くに踏み台になるもの(椅子・植木鉢など)を置かない
- 誤飲: 医薬品・洗剤・ボタン電池などは、手の届かない場所へ。年長でも、下のきょうだいがいる家ではとくに気をつけたいところです
- やけど: 味噌汁やお茶の入った食器、炊飯器の蒸気など、食卓まわりも事故の場所になります
全部を一度に完璧にはできません。わが家の形に合わせて、「水まわり」と「高さ」から先に点検する、くらいの順番で大丈夫だと思います。
外で:入学後の「一人歩き」に向けて
警察庁の統計では、歩行中の交通事故で死傷した子どもの数は、7歳(小学1・2年生)が最も多くなっています。入学して活動範囲が広がる時期に、事故がふえるのです。
年長の今から、家でできることがあります。
- 通学路を一緒に歩いてみる: 入学前に、決まった道を何度か一緒に歩き、曲がり角や横断歩道で「止まる・見る」を体で覚える練習を。詳しくは「入学の準備」の記事に書いています
- 飛び出しをしない約束: ボールの追いかけ、友だちを追いかけての道路への飛び出しは、事故のきっかけになりやすいものです。「道路では走らない」など、短い約束を繰り返し
- 自転車ではヘルメットを: 公園や広場で自転車に乗る機会がふえる時期です。ヘルメットをかぶることを、乗り始めからの習慣に
「あぶないから外で遊ばせない」ではなく、「守り方を少しずつ身につける」。それが年長の安全の進め方だと思います。
スマホやテレビとのつき合い方
動画やゲームは、年長の楽しみのひとつです。同時に、時間の約束で悩む家庭も多いと思います(「よくある悩み」の記事 4. にも書きました)。
ここでも、答えは1つではありません。家庭の形に合った線の引き方を、いくつか並べます。
- 時間を決める: 「1日〇分」「あと1本まで」など、終わりが見える形にする
- 場所と場面を決める: 食事中は見ない、寝る前は見ない、自分の部屋には持ち込まない
- 内容を一緒に選ぶ: 大人が知っているものを中心にすると、会話のきっかけにもなります
- 親が手をはなせない時間の味方にする: 共働きの家庭などでは、動画は家事や仕事を回すための大事な道具でもあります。使うこと自体を責める必要はないと思います。睡眠時間と外遊びの時間が守れているか、という点検くらいで十分です
睡眠の時間を守るために、「寝る前だけは見ない」という一本の線を引いている家庭もあります。
約束が守れない日があっても、それで失敗ではありません。約束は、家族で直していけるものです。
わが家のこと
わが家も共働きで、毎日つきっきりで子どもを見ていられるわけではありません。親が手をはなせない時間には、動画は心強い味方です。
ねむりや食事は「完璧に守る」ものではなく、「だいたい整っていれば、そのうち戻せる」もの。ただ、事故の予防と、体調で気になるサインは別で、そこはゆるめずにいたいと思っています。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
国などが公開している資料(下の「出典」)をもとにしています。お子さんの体調のことは、かかりつけの先生の説明を大事にしてください。夜や休日、急な病気やけがで迷ったときは、子ども医療電話相談 #8000 もあります。
番号や受付時間は変わることがあります。かける前に公式ページでご確認ください。
出典
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」: https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf
- 文部科学省「『早寝早起き朝ごはん』国民運動の推進について」: https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/asagohan/
- こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブック」: https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/handbook
- 警察庁「令和7年春の全国交通安全運動の実施について」(状態別・年齢別死傷者数): https://www.npa.go.jp/news/release/2025/R7harunoundou_koutuujikobunseki.pdf
- 厚生労働省「子ども医療電話相談事業(#8000)について」: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_55223.html
