2歳の成長の目安|体・ことば・心・生活の「今ごろ」と、幅の話
「まわりの子はもう話しているのに」と、不安になる日のために。
2歳ごろの育ちの目安を、体・ことば・心・生活に分けてまとめました。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
最初に:目安には、とても大きな「幅」があります
このページに出てくる数字は、たくさんの子を調べた「真ん中」の値です。
真ん中から外れていることが、そのまま心配のサインになるわけではありません。
身長だけを見ても、2歳前半の男の子の「真ん中」は86.3センチですが、ほとんどの子が入る幅は80.5〜91.9センチと、11センチ以上もの開きがあります(こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」)。小さめの子、大きめの子、その真ん中の子。どれも「2歳の姿」です。
気になることが続くときは、目安と見比べ続けるより、1歳6か月児健診や3歳児健診の場、かかりつけ医、園の先生に相談するほうがずっと確かです。相談先は、この記事の最後と07の記事にまとめました。
体の育ち
身長と体重
こども家庭庁の「令和5年乳幼児身体発育調査」によると、2歳の真ん中(中央値)は次のとおりです。
- 2歳前半:男の子は身長86.3センチ・体重12.0キロ、女の子は身長85.2センチ・体重11.5キロ
- 2歳後半:男の子は身長90.5センチ・体重12.9キロ、女の子は身長89.6センチ・体重12.6キロ
半年で4センチほど伸びる時期です。ただし、先ほど書いたように幅はとても大きいので、1回ごとの数字より、母子健康手帳の発育曲線で「その子の伸び方の流れ」を見ることが大切です。
乳歯が生えそろう途中
日本歯科医師会によると、最初の乳歯は生後6〜8か月ごろに生え、最後の乳歯(第2乳臼歯)は2歳半〜3歳ごろに生えてきます。2歳は、乳歯が生えそろうまでの途中の時期です。
歯の本数が増えるにつれて、歯みがきの習慣づけが大事になってきます。痛みがなくても、かかりつけの歯科で定期的に見てもらえると安心です。
動き
歩くことが安定し、走る、登る、跳ぶまねをする。体全体を使う動きがどんどん増える時期です。
手先のほうも、積み木を積む、クレヨンでなぐり描きをする、コップで飲むなど、少しずつ細かい動きができるようになっていきます。できることの順番や時期は子どもによって本当にさまざまなので、「何歳までに何ができれば正解」という形では書かないでおきます。
ことばの育ち
2歳は、ことばが増えるスピードに個人差がとても大きく出る時期です。
- 単語が増え、「ママ、きた」のような二語文を話す子が増えてくる
- 大人の言葉をまねして言う
- 絵本の物の名前を指さしたり、言ったりする
一方で、まだ単語が中心の子、指さしや身ぶりで伝えることが多い子もいます。ことばの増え方は、その子のペースで見てあげてください。
耳の聞こえと、ことばの育ちはつながっています。呼びかけへの反応や、音への振り向きで気になることが続くときは、健診の場や、かかりつけ医で相談できます。「様子を見ましょう」と言われて終わりではなく、気になったら何度でも聞いてよいと思います。
心の育ち
「自分でやりたい」と「イヤ」
2歳の心の中心は、「自分で決めたい、自分でやりたい」という気持ちの芽生えです。
着替えも、食事も、遊びも。できないのにやりたがり、手を貸すと怒る。これはわがままではなく、自立の始まりです。イヤイヤとのつき合い方は、08の記事にまとめました。
まねっこの時期
大人のしぐさや言葉をまねするのが上手になる時期です。お世話ごっこや、お店屋さんごっこの芽生えも出てきます。まねは、学びの入り口です。
友だちへの関心
同じ場所でそれぞれ遊ぶ時期から、少しずつ「あの子が持っているものがほしい」「一緒にいたい」という気持ちが育ってきます。おもちゃの取り合いは、この時期の日常です。
生活の育ち
睡眠
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、1〜2歳児の睡眠時間の目安は11〜14時間です(米国睡眠医学会の推奨として紹介されています)。
お昼寝の長さや回数には幅があり、夜の寝つきとの兼ね合いで調整していく時期です。06の記事も参考にしてください。
食事・着替え・トイレ
スプーンやフォーク、コップ飲み、服の脱ぎ着。生活の基本動作は、「自分でやりたい」気持ちと一緒に少しずつ進んでいきます。
トイレを始める時期は、子どもや家庭によってちがいます。おしっこの間隔や、トイレへの興味など、その子の様子を見ながらで大丈夫です。進み方には大きな幅があるので、まわりと比べる必要はありません。
気になるときは
- 1歳6か月児健診・3歳児健診(市区町村が実施します)
- 園の先生(保育園に通っている場合)
- かかりつけ医
- お住まいの市区町村の「こども家庭センター」
「こんなことで相談していいのかな」と迷うくらいのことでも、相談して構いません。早めに聞くことは、決して大げさなことではありません。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
気になることがあるときは、健診の場や、かかりつけ医に相談できます。
出典
- こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査 結果の概要」https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/b32105e4-fa26-42eb-97d0-2e5cbaef703a/25a6391e/20241225_policies_boshihoken_r5-nyuuyoujityousa_10.pdf
- 日本歯科医師会「歯とお口の発生と育ち方」http://www.jda.or.jp/park/function/teeth-grow.html
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf
