1歳・1歳児クラス

歩く・ことばが出る時期と「ほかの子とくらべてしまう」|比べる気持ちとのつき合い方

この記事は、1歳ならではのテーマ、「歩く・ことばが出る時期」と「ほかの子とくらべてしまう気持ち」について書きました。
公園でも、SNSでも、つい目に入る同年代の子の姿。あのモヤモヤと、どう付き合うか。私なりに考えたことをまとめます。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。


1歳は「差が見える」時期

1歳の1年間には、大きな変化が詰まっています。一人で歩く、意味のある言葉を話す。どちらも目に見える変化なので、同年代の子との差が目につきやすい時期です。

「あの子はもう歩いているのに」
「あの子はもう『ママ』って言うのに」

こう思ってしまうのは、親として自然なことです。子どもをよく見ているからこそ、気になる。それは愛情の裏返しでもあります。

数字で見る「幅」:比べてよいのは、平均ではなく幅

こども家庭庁の「令和5年 乳幼児身体発育調査」を見ると、1歳前半の男の子の身長の中央値は76.5センチですが、ほとんどの子が入る幅(3〜97パーセンタイル)は71.6センチから81.1センチまであります。約9.5センチの開きです。
体の大きさでさえ、これだけの幅が「普通」です。歩く時期も、ことばの時期も、同じように幅があるものだと私は受け止めています。

「ほかの子と比べてしまう」とき、比べているのはたいてい「平均より進んでいる子」と「わが子」です。でも、育ちは順位表ではありません。比べる相手を替えるだけで、見える景色が変わります。

比べる相手は「少し前のわが子」

おすすめは、比べる相手を「先月・3か月前のわが子」にすることです。

  • 先月はつたい歩きだったのに、今月は手を離して立つ
  • 前は音だけだったのに、指さしで伝えるようになった

写真や動画、母子健康手帳のメモを見返すと、その子のペースで確かに進んでいることが分かります。成長の記録は、比べて落ち込むためではなく、その子の歩幅を確認するために使いたいものです。

それでも不安が消えないときは

「幅がある」と分かっていても、不安が消えない日があります。そのときは、気持ちの問題として我慢せず、事実の確認として相談してください。

  • かかりつけ医
  • 園の先生
  • 市区町村の「こども家庭センター」
  • 1歳6か月児健診の場(02の記事)

相談して「様子を見ましょう」で終わることもあります。それは無駄ではありません。「専門家が見て、今は様子見でよいと言った」という事実が、親の心を軽くします。

情報とのつき合い方

検索すればするほど、不安な情報が目につく時期でもあります。とくに夜中の検索は、不安を大きくします。
目安を知るための資料は、公的なものに絞る。発育調査のような国の統計は、「幅」を含めて書かれているので、むしろ心を落ち着ける材料になります。

上の子と比べてしまうとき

きょうだいがいる家庭では、「上の子はこの頃もう歩いていた」という比べ方も出てきます。
同じ親から生まれても、育ちの順序や速度は一人ずつ違います。上の子の記録は参考にはなりますが、ものさしにはなりません。「この子は、この子の順序で進んでいる」。そう言い聞かせる日があってもいいと思います。

そして、比べた結果として「やっぱり気になる」が残ったら、それは相談のサインです。我慢の材料ではなく、行動の材料にしてください。

わが家のこと

わが家は共働きで、毎日つきっきりで向き合う時間はとれません。
それでも、子どもは自分の力で育っていきます。わが家では、子どもが私の作った学習の歌を口ずさんでいたことがありました。育ちは、親の予定表どおりには進みません。でも、確かに進んでいます。

比べる気持ちがゼロになることはないと思います。でも、比べる相手と、比べたあとの行動(記録を見る、専門家に聞く)を変えることはできます。それが、この時期を少し楽にするのだと思います。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
発達のことで心配が続くときは、かかりつけ医や、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」に相談できます。

出典

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