1歳・1歳児クラス

1歳のよくある悩み|歩く・ことば・寝ない・食べない・後追い

「うちだけでしょうか」と思う悩みほど、実は多くの家庭で起きています。
1歳でよく聞く悩みをまとめました。答えは1つではありません。家庭の形によって、合うやり方はちがいます。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。


まず、数字の話を少しだけ

文部科学省が委託した調査(令和2年度、0〜18歳の子をもつ親3,421人への調査)では、子育てに悩みや不安を「いつも感じる」「たまに感じる」と答えた親は、母親で76.4%、父親で61.8%でした。
悩みの内容で多かったのは、お父さんでは「しつけの仕方が分からない」(44.6%)、お母さんでは「子どもの生活習慣の乱れ」(44.7%)と、父母で順位がちがいます。「子どもの健康や発達」は、父親38.1%・母親38.6%でした。この調査の分析では、末子が0〜6歳の家庭で「しつけの仕方が分からない」が多くあげられています。

悩んでいるのは、あなただけではありません。その前提で、読んでください。

1. まだ歩かない・歩き始めが遅い気がする

1歳の歩行の時期は、本当に幅が大きいものです。ハイハイやつたい歩きで十分に体を作ってから歩き出す子もいます。
歩き始める時期は、子どもによってさまざまです。気になる様子が続くときは、1歳6か月児健診を待たずに、かかりつけ医や市区町村の窓口に相談して構いません(02の記事)。

2. ことばがまだ出ない・少ない気がする

意味のある言葉の出始めも、個人差が大きい時期です。言葉の前に、指さしや身ぶりで伝えようとしているかどうかが、1つの目安になります。
耳の聞こえとことばの育ちは関係します。呼びかけへの反応が気になる場合は、かかりつけ医に相談してください。

3. ほかの子と比べてしまう

「あの子はもう歩いている」「あの子は言葉が多い」。比べてしまう気持ち自体は、多くの親が経験することだと思います(08の記事で、この気持ちとのつき合い方を書きました)。
比べる材料は増えますが、育ちの順序や速度は子によって違います。その前提のうえで、心配が消えないときは相談です。

4. 夜泣き・寝かしつけが大変

厚生労働省の睡眠ガイドでは、1〜2歳児は11〜14時間が目安として紹介されています。
寝かしつけの形は家庭によってさまざまです。添い寝、絵本、抱っこ。「正しい寝かしつけ」は1つではありません。親が続けられる形が、その家庭の正解だと思います。親の睡眠が削られ続けているなら、それ自体が相談してよいことです。

5. 食べない・食べムラ・遊び食べ

離乳食から幼児食への移行期は、食べる量の波が大きい時期です。一食ごとに一喜一憂せず、数日単位で見る。手づかみ食べは、汚れても大切な練習です。
体重の伸びが気になる場合は、母子健康手帳の発育曲線と合わせて、健診や、かかりつけ医で相談してください。

6. 後追いが激しい・人見知りが強い

後追いと人見知りは、特定の大人との結びつきが育っている証拠でもあります。預ける場面ではつらい時期です。「行ってくるね、迎えに来るよ」と、離れる・戻るの約束を毎回くり返している家庭もあります。

7. 何でも口に入れる・誤飲が心配

探索の時期です。口に入れて確かめるのは自然な行動ですが、安全の確保は大人の仕事です。
小さい物、ボタン電池、薬や洗剤は、手の届かない場所へ。事故防止の具体的なポイントは、こども家庭庁の「こどもの事故防止ハンドブック」(0〜6歳対象)にまとまっています(06の記事)。

8. かみつき・ものを投げる

言葉で伝えられない分、行動で表すことが多い時期です。かみついたら、短く「痛いよ」と伝え、ほかの行動(渡す、触るなど)に置き換える。繰り返し伝えていく時期です。
園に通っている場合は、先生とも様子を共有してください。

9. 卒乳・断乳の時期に迷う

母乳やミルクをいつまで続けるかは、家庭の事情と子どもの様子で決めることです。時期は家庭ごとにちがいます。迷う場合は、健診や、かかりつけ医、助産師に相談できます。

10. 動画やスマホを見せてしまう罪悪感

共働きのわが家にとって、動画は心強い味方です。「見せてしまった」と責めるより、見る内容と時間を決めて使うこと。食事中・寝る直前は見ないなど、小さな約束から始めるのが現実的だと思います。

おわりに

悩みの形は家庭ごとにちがいます。共働きの家庭、ひとり親の家庭、きょうだいが多い家庭、祖父母と同居の家庭、転勤が多い家庭。置かれた状況がちがえば、効く答えもちがいます。
「これが正解」と決めつけず、わが家に合う形を探すのが、結局はいちばんの近道です。

このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
悩みが続くときは、かかりつけ医や、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」に相談できます。

出典

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