1歳の発達で気をつけたいこと|1歳6か月児健診に向けた準備と、相談してよいサイン・相談の仕方
「気をつけたいこと」と聞くと、少し身がまえてしまいますよね。このページは、わが子をチェックするためのものではありません。
1歳の後半に待っている、法で定められた健診「1歳6か月児健康診査」で何を見るのか、気になることがあったらどこに聞けるかをまとめました。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
1歳6か月児健診について
1歳6か月児健康診査は、母子保健法第12条に基づいて、市区町村が実施することとされている健診です。3歳児健診と並んで、法律で義務付けられた健診で、全国で実施されています。
こども家庭庁のページによると、乳幼児健診は「こどもの健康状態を把握し、健康の保持や増進を図るために重要」とされています。育ちの進み具合に加えて、親子が日ごろ感じている心配を医師や保健師に聞ける機会として、健診をとらえてください。
日程や受け方は市区町村の案内にそってください。日程が近づいたら、母子健康手帳と案内を確認しておきましょう。
健診の前に、心配をメモしておく
「歩き始めが遅い気がする」「言葉が少ない気がする」。日ごろ気になっていることは、メモして持っていくのがおすすめです。健診は、そのメモを専門家と一緒に確認する場です。
相談してよいサイン
診断はできませんし、このページで見分けることもできません。
ただ、「こういう様子が続いたら、一度相談してみよう」という目安を持つことはできます。1歳は個人差がとても大きい時期なので、「遅れている」という判断ではなく、「聞いてみるきっかけ」として読んでください。
ことば・聞こえのこと
- 名前を呼んでも振り向く様子が少ない
- 大きな音への反応が気になる
- 指さしや身ぶりも含めて、伝えようとする様子が乏しい
ことばの育ちには、耳の聞こえが関係します。気になる様子があれば、健診を待たず、かかりつけ医に相談してください。
体の動きのこと
- ハイハイやつたい歩きなど、移動の様子が気になる
- 体の使い方の左右差が目立つ
- 体重の増え方や身長の伸びが、母子健康手帳の発育曲線から外れてきた
関わり・気持ちのこと
- 目が合いにくい、笑いかけへの反応が乏しい日が続く
- 後追いがほとんどなく、大人への関心が薄い様子が続く
どの項目も、「相談してよい」という目安です。「心配しすぎかな」と思う段階で聞いてしまって構いません。結果として「様子を見ましょう」になれば、それで安心材料が1つ増えます。
相談の仕方
「具体的な場面」を伝える
「言葉が遅い気がする」だけより、「名前を呼んでも振り向かないことが多い」「指さしをあまりしない」という場面のほうが、専門家は一緒に考えやすくなります。気づいた時期と合わせて伝えると、なお伝わります。
相談先は、いくつもあります
- かかりつけ医:体と発達の身近な相談先です
- 園の先生(通園している場合):集団での様子を聞くこともできます
- こども家庭センター:市区町村の相談窓口で、子育て全般の相談ができます
- 保健師(市区町村の母子保健担当):健診の前後を含めて、発育の相談ができます
- #8000(子ども医療電話相談):夜間や休日に、子どもの病気やケガで迷ったときに
「様子を見ましょう」と言われたら
その日のうちに答えが出ないこともあります。その場合は、「どれくらい様子を見て、次はいつ相談すればよいですか」と聞き返して大丈夫です。次の機会が分かれば、家庭で見守る気持ちも落ち着きます。
健診は「判定」の場ではありません
1歳の育ちには、大きな幅があります。健診で何かを指摘されたからといって、それが確定した診断というわけではありません。必要な相談や支援につながるための入口です。
逆に、気になることがあるのに「健診では何も言われなかったから」と置いておく必要もありません。親の「何か気になる」という感覚は、大切な情報です。
このページは、子育て中の一人の親が、わが子のために調べたことをまとめたものです。先生でも、お医者さんでもありません。
気になることがあるときは、かかりつけ医や、お住まいの市区町村の「こども家庭センター」に相談できます。
出典
- こども家庭庁「乳幼児健診に関する取組み」https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/nyuyojikenshin/
- こども家庭庁「こども家庭センターについて」https://kokasen.cfa.go.jp/about
- 厚生労働省「子ども医療電話相談事業(#8000事業)について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_55223.html
