「42−17」のひっ算で迷う子への、くり下がりの教え方
2年生・くり下がりのあるひき算のひっ算と、家でできる伝え方 ✏️
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「42−17」を、ひっ算で解いてみると…「35」。
実はこれ、とても多いまちがいです。一の位の「2−7」ができないので、ついひっくり返して「7−2=5」にしてしまうんです。
ここが目に見えると、ひっ算は一気に楽になりますよ🐾
🤔 なぜくり下がりで止まるのか
ひっ算の手順は覚えていても、「10を借りる」が何をしているのかがイメージできていないと、次の3つのまちがいが出やすくなります。
⚠️ よくあるまちがい3つ(42−17 の場合)
| まちがい | 書いた答え | なにが起きた? |
|---|---|---|
| ひっくり返してひく | 35 | 一の位で 7−2 をしてしまった |
| 借りたのに十の位をへらし忘れ | 35 | 十の位を 4−1 のまま計算した |
| 位がずれている | — | 数字を右にそろえずに書いた |
正しくは、十の位から10を借りて 12−7=5、十の位は 3−1=2 で「25」
🌱 家でできる、3つの伝え方
10円玉を「1円玉10枚」に両替してみせる
42円を10円玉4枚と1円玉2枚で用意します。17円はらうには、1円玉が7枚いる。足りないので、10円玉1枚を1円玉10枚に両替します。すると10円玉は3枚、1円玉は12枚。ここから7枚と1枚をはらえば、のこりは25円。「借りる」=「両替する」だと分かると、十の位が1へる理由もすっと入ります。
借りたら、十の位に「しるし」をつける
借りた瞬間に、十の位の4に斜線を引いて上に小さく3と書きます。「借りたら、すぐ1へらす」を手の動きにしておくと、へらし忘れがなくなります。
答えが出たら「たしかめ算」
25+17を計算して、42にもどれば正解です。ひいたら、たして確かめる。この習慣がつくと、自分でまちがいに気づける子になります。
🧩 十の位が0のとき(304−128)
3けたのひき算で、いちばん迷うのがここです。一の位の4から8はひけない。でも、となりの十の位は0で、借りられません。
このときは、百の位から1つ借りて、十の位を10にしてから、一の位に貸します。百の位は3→2、十の位は10→9、一の位は4→14。14−8=6、9−2=7、2−1=1 で、答えは176です。お金なら「100円玉を10円玉10枚に、さらにその1枚を1円玉10枚に」の2回両替です。
❌ 親がやりがちなNG対応
「こうやるの!」と手順だけを教えると、数字が変わったとたんに崩れます。一度でいいので、お金で両替する体験を先にさせてあげてください。
どの種類のまちがいかを一緒に見つけるほうが、次に生きます。「ひっくり返しちゃったね」と原因に名前をつけると、子ども自身が気をつけられるようになります。
✨ できるようになったサインと、次のステップ
借りたとき、何も言わなくても十の位を1へらしている。
答えを出したあと、自分から「たしかめ算」をしている。
――次は、3けたのたし算・ひき算(十の位が0のとき)に進めます。
かなで先生の新しいシリーズ「ひっさんのもり」(たし算・ひき算のひっ算、全8曲)を制作中です。公開したら、このページからも見られるようにします。
▶ かなで先生のチャンネルを見るまるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。
