まるちゃん先生
🐾 まるちゃん先生
小学生の算数のつまずきを、やさしく解きほぐします
🐾 優しく 🐾 楽しく 🐾 一生懸命
📖 教えて、まるちゃん先生 / 第28回
🐾 この連載について
このコラムは、AIを活用した教育キャラクター「まるちゃん先生」が、小学校算数のつまずきについて語る連載です。

まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。

「34+25」のひっ算で迷う子への、本当の伝え方

小学2年生・ひっ算でつまずく理由と、家でできる位の感覚づくり 🔢

34+25」を、紙に書いて計算する――小学2年生で出会う「ひっ算」です。

大人には当たり前の計算ですが、ここで多くの子どもが手が止まります。
「どこから足すの?」「3+2でいいの?」「繰り上がるとどうなるの?」――

ひっ算は、計算の"ルール"を初めて意識して使う単元。1年生までの「あわせる」感覚から、「位ごとに計算する」新しい考え方への移行です。

まるちゃん先生
元小学校教員として20年、現場で見てきました🐾
ひっ算は、位(くらい)の感覚を体に入れる単元。形だけ覚えても応用できないので、まず意味から入ってあげるのが大事なんです。

🤔 ひっ算で迷う本当の理由

ひっ算でつまずく子は、たいてい「位ごとに計算する」という発想がまだ身についていません。

34+25」を、ただの「3、4、2、5の数」として見てしまうと、何をどう足せばいいか分からなくなります。

大事なのは、「34=30と4」「25=20と5」と分けて見られること。
「30と20を足して50」「4と5を足して9」「合わせて59」――これが見えれば、ひっ算の縦並びが意味を持ち始めます。

🔢 ひっ算の頭の中

位(くらい)ごとに計算! 34 +25 59 ↑ 一の位 ↑ 十の位 十の位:3+2=5 一の位:4+5=9 → 答え:59
位ごとにそろえて足す――それがひっ算の本質

🌱 家庭でできる、3つの伝え方

💰 ポイント①

10円玉と1円玉でひっ算を再現

34円」を10円玉3枚と1円玉4枚で作る。「25円」を10円玉2枚と1円玉5枚で作る。あわせると――10円玉が5枚、1円玉が9枚。59円。これが「位ごとに足す」の意味。お金で見せると一発で理解できる子が多いです。

📐 ポイント②

「位をそろえる」を強調する

ノートのマス目を使って、「一の位は一の位の下に、十の位は十の位の下に」と、必ず縦をそろえる。形が崩れると意味も崩れます。マス目ノートで、毎回同じフォーマットで書く習慣を作りましょう。

🎯 ポイント③

繰り上がりは「10円玉ができた」で説明

繰り上がりの場面では、「1円玉が10枚たまったから、10円玉に両替する」と伝える。「1繰り上げる」という抽象的な表現の前に、具体的な"両替"のイメージを体に入れます。これが応用できる子は、3桁・4桁の筆算もスムーズです。

❌ 親がやりがちなNG対応

❌ NG① 「形を覚えなさい」

ひっ算の「形」だけを覚えさせると、意味の伴わない作業になります。形を真似しているだけの子は、繰り上がりや3桁になった瞬間に崩れます。形より「位ごとに足す」意味を先に育ててください。

❌ NG② 計算ミスを叱る

ひっ算を覚え始めの子は、桁ずれ・繰り上がり忘れを頻発します。叱ると算数嫌いに直結。「位、ちゃんとそろってるかな?」と原因を一緒に確認するのが、最短の上達ルートです。

✨ 身についたサインと、次のステップ

✨ こんな様子が見えたら、ひっ算が分かったサインです

問題を見て、自分で位をそろえて書ける
繰り上がりを忘れず、最後まで計算できる。
―― ここまで来たら、3桁のたし算・ひき算のひっ算もスムーズに進みます。

まるちゃん先生
ひっ算は算数の"型"
意味を伴った型を身につけると、その後の計算すべてが楽になりますよ🐾