九九がなかなか覚えられない子への、歌と順番で覚える方法
2年生・九九の暗記でつまずく原因と、家でできる覚え方 🎵
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「しちしち…、しちしち…」――7の段で毎晩止まってしまう。
九九は2年生の大きな山です。覚えられないのは、やる気や記憶力のせいではありません。覚える順番と、覚え方の「道具」が合っていないことがほとんどです。
でも本当は、覚える量はずっと少ないんです。
🤔 なぜ九九は覚えにくいのか
理由は大きく2つあります。
ひとつは、「数の計算」ではなく「ことばの暗唱」だということ。「しちしち しじゅうく」「はっく しちじゅうに」のように、九九には独特の言い方があります。特に6〜9の段は、日本語として言いにくい音が続きます。つまずくのは頭ではなく、舌がまだ慣れていないからなんです。
もうひとつは、全部を同じ重さで覚えようとしていること。1の段や、2×3と3×2のように順番を入れかえただけの式まで、別々に覚えようとすると量が増えてしまいます。
✨ 九九の表を見ると、半分は「見たことがある式」
| 2の段 | 3の段 | 4の段 | |
|---|---|---|---|
| ×3 | 6 | 9 | 12 |
| ×4 | 8 | 12 | 16 |
2×3と3×2は答えが同じ。かけ算は順番を入れかえても答えが同じなので、覚える量は実際には半分近くになります(かけ算の意味そのものは VOL.37 で)
🌱 家でできる、3つの覚え方
覚える順番を変える(5→2→3・4→6〜9→1)
教科書の順番どおりでなくて大丈夫です。一の位が5と0をくり返す5の段から始めると、最初に「できた!」を作れます。次に、2こずつ増える2の段。言いにくい6〜9の段は、自信がついてからで十分です。
目で見るより「声に出す」「歌う」
九九はことばの暗唱なので、耳と口で覚えるのがいちばんの近道です。リズムにのせると、言いにくい音もするっと出てきます。車の中やお風呂など、ノートを開かない時間こそ九九の練習時間です。
「上がり→下がり→ばらばら」の3段階
最初は1から9へ順番に(上がり)。言えるようになったら9から1へ(下がり)。最後に、親が「7×6は?」とばらばらに出題します。順番に言えても、ばらばらで答えられないうちは、まだ途中の段階です。
❌ 親がやりがちなNG対応
覚えるのは、くり返した回数です。1日で完ぺきを目指すより、毎日5分を1週間のほうが確実に残ります。
何度も最初からやり直すと、子どもは「九九=つらいもの」と覚えてしまいます。まちがえた式だけを、正しい言い方で一緒に1回言うだけで十分です。
✨ できるようになったサインと、次のステップ
ばらばらに聞かれても、3秒くらいで答えが出る。
「6×7」と「7×6」が同じ答えだと自分で気づく。
――ここまで来たら、九九を使う文章題(VOL.02)や、わり算へ進む準備ができています。
急がなくて大丈夫。毎日すこしずつ、歌いながら仲良くなってくださいね🐾
1の段から9の段まで、段ごとの歌があります。言いにくい7の段も、リズムにのせると口が覚えてくれます。
▶ 九九のうた くわしいページへ▶ 再生リストで つづけて聞くまるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。
