小2VOL.74⏱ 読了 約4分教えて、まるちゃん先生

九九がなかなか覚えられない子への、歌と順番で覚える方法

2年生・九九の暗記でつまずく原因と、家でできる覚え方 🎵

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    「しちしち…、しちしち…」――7の段で毎晩止まってしまう。

    九九は2年生の大きな山です。覚えられないのは、やる気や記憶力のせいではありません。覚える順番と、覚え方の「道具」が合っていないことがほとんどです。

    まるちゃん先生
    九九は、ぜんぶで81こ。…と思うと、気が遠くなりますよね🐾
    でも本当は、覚える量はずっと少ないんです。

    🤔 なぜ九九は覚えにくいのか

    理由は大きく2つあります。

    ひとつは、「数の計算」ではなく「ことばの暗唱」だということ。「しちしち しじゅうく」「はっく しちじゅうに」のように、九九には独特の言い方があります。特に6〜9の段は、日本語として言いにくい音が続きます。つまずくのは頭ではなく、舌がまだ慣れていないからなんです。

    もうひとつは、全部を同じ重さで覚えようとしていること。1の段や、2×3と3×2のように順番を入れかえただけの式まで、別々に覚えようとすると量が増えてしまいます。

    ✨ 九九の表を見ると、半分は「見たことがある式」

    2の段3の段4の段
    ×36912
    ×481216

    2×3と3×2は答えが同じ。かけ算は順番を入れかえても答えが同じなので、覚える量は実際には半分近くになります(かけ算の意味そのものは VOL.37 で)

    🌱 家でできる、3つの覚え方

    🎵 ポイント①

    覚える順番を変える(5→2→3・4→6〜9→1)

    教科書の順番どおりでなくて大丈夫です。一の位が5と0をくり返す5の段から始めると、最初に「できた!」を作れます。次に、2こずつ増える2の段。言いにくい6〜9の段は、自信がついてからで十分です。

    🗣 ポイント②

    目で見るより「声に出す」「歌う」

    九九はことばの暗唱なので、耳と口で覚えるのがいちばんの近道です。リズムにのせると、言いにくい音もするっと出てきます。車の中やお風呂など、ノートを開かない時間こそ九九の練習時間です。

    🔁 ポイント③

    「上がり→下がり→ばらばら」の3段階

    最初は1から9へ順番に(上がり)。言えるようになったら9から1へ(下がり)。最後に、親が「7×6は?」とばらばらに出題します。順番に言えても、ばらばらで答えられないうちは、まだ途中の段階です。

    ❌ 親がやりがちなNG対応

    ❌ NG① 1日で1つの段を完ぺきにさせる

    覚えるのは、くり返した回数です。1日で完ぺきを目指すより、毎日5分を1週間のほうが確実に残ります。

    ❌ NG② まちがえるたびに最初から言い直させる

    何度も最初からやり直すと、子どもは「九九=つらいもの」と覚えてしまいます。まちがえた式だけを、正しい言い方で一緒に1回言うだけで十分です。

    ✨ できるようになったサインと、次のステップ

    ✨ こんな様子が見えたら、九九が身についてきたサインです

    ばらばらに聞かれても、3秒くらいで答えが出る。
    「6×7」と「7×6」が同じ答えだと自分で気づく。
    ――ここまで来たら、九九を使う文章題(VOL.02)や、わり算へ進む準備ができています。

    まるちゃん先生
    九九は、この先の算数の「道具箱」になります。
    急がなくて大丈夫。毎日すこしずつ、歌いながら仲良くなってくださいね🐾
    🎵 うたでも まなべます|かなで先生

    1の段から9の段まで、段ごとの歌があります。言いにくい7の段も、リズムにのせると口が覚えてくれます。

    ▶ 九九のうた くわしいページへ▶ 再生リストで つづけて聞く
    🎁 印刷して使える 無料プリント

    段ごとの練習と、ばらばら問題のプリントです。答えのページもついています。

    ▶ 九九マスタープリント
    🎮 スマホで あそんで ためせる

    ばらばらに出てくる九九に、どんどん答えるゲームです。

    ▶ 九九チャレンジで あそぶ
    📖 連載について このコラムは、AIを活用した教育キャラクター「まるちゃん先生」が、小学校算数のつまずきについて語る連載です。

    まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。
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