「1/4+2/4=?」――小学4年生で出会う、分数のたし算です。
vol01で3年生の分数の意味をお話ししましたが、4年生では同じ分母のたし算が登場します。
意外な落とし穴は、「分母も足してしまう」ミス。「1/4+2/4=3/8」と書いてしまう子が多いんです。
分数の分母(下の数)は、「全体を何個に分けたか」を表しています。
1/4 と 2/4 はどちらも「1を4個に分けた中の」1個または2個。分け方は変わらないので、分母は変わりません。
足すのは分子(上の数)だけ――1個+2個=3個。だから1/4+2/4=3/4。
図で見ると一目瞭然です。
8等分のピザを実際に出して、「1/8+2/8=3/8」を皿の上で見せる。「分け方は変わらない、食べた数(分子)だけ増える」――この体験が、何よりの理解です。
問題を解く前に、「1/4の4は何を表してる?」と毎回聞く。「全体を4つに分けた」と答えられるなら、分母を足すミスは消えます。
プリントを解くとき、必ず図を描く習慣を。「図 → 式 → 答え」の流れで考えれば、ミスが激減します。これが5年生の異分母でも生きてきます。
「分母は足さない」とルールだけ覚えさせると、5年生の異分母でつまずきます。「なぜ足さないか」を、図で必ず見せてください。
プリント大量主義は意味が抜ける原因。1日5問でいいので、意味を意識した解き方を続ける方が、結果的に伸びます。
「分母は分け方、分子は数」と意味で説明できる。
図と式を結びつけて、自分で解ける。
―― ここまで来たら、5年生の「異分母のたし算」もスムーズに進みます。