「9時に出かけて、10時30分に着きました。何時間何分かかった?」――小学2年生の経過時間の問題です。
vol05・vol23で時計の読み方をお話ししましたが、2年生では時刻と時刻の差を求める応用問題に進みます。
ここでつまずく子は、時刻(点)と時間(長さ)の違いに混乱しているケースが多いんです。
つまずく原因は、2つあります。
大事なのは、計算で求めるより、時計の文字盤を絵で書いて数えること。
「9時から10時で1時間、10時から10時30分で30分。合わせて1時間30分」――2段階に分けて数える習慣が、確実な解き方です。
紙に横線を引いて、時刻を点で書く。「9時、10時、11時」と等間隔で。経過時間は、線の長さとして目で見える。これが2年生の理解を一気に深めます。
「9時20分から10時10分まで」――10時という"ちょうど"を経由して計算。「9時20分→10時で40分、10時→10時10分で10分。合わせて50分」。区切る習慣が、複雑な問題を解くカギです。
「夕食まであと何分?」「テレビまでに何分ある?」――生活の中で経過時間を尋ねる習慣を。実生活で使うと、時間の感覚が体に染み込みます。
「10:30 − 9:00」と計算式で解かせると、60進法でつまずきます。絵や数直線で考える習慣を、まず徹底してください。
時間の感覚は大人でも難しい。子どもは初めて触れる概念です。「ゆっくりでいいよ」と、図で何度も確認する余裕を持って。
数直線を自分で書いて、2段階で経過時間を求められる。
「11時25分から12時5分まで40分」のような問題が、自力で解ける。
―― ここまで来たら、3年生の「時刻と時間(応用)」もスムーズです。