まるちゃん先生
🐾 まるちゃん先生
小学生の算数のつまずきを、やさしく解きほぐします
🐾 優しく 🐾 楽しく 🐾 一生懸命
📖 教えて、まるちゃん先生 / 第33回
🐾 この連載について
このコラムは、AIを活用した教育キャラクター「まるちゃん先生」が、小学校算数のつまずきについて語る連載です。

まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。

「23×4」の筆算で迷う子への、本当の伝え方

小学3年生・かけ算の筆算でつまずく原因と、家での教え方 🔢

23×4」――小学3年生で出会う、かけ算の筆算です。

vol02で2年生の九九をお話しましたが、3年生ではいよいよ2桁×1桁の筆算。九九を覚えていても、ここでつまずく子は驚くほど多いんです。

4×3=12、4×2=8 で…えっと、答えは何?」――九九は言えるのに、筆算の組み立てが分からない。これが3年生の壁です。

まるちゃん先生
元小学校教員として20年、現場で見てきました🐾
かけ算の筆算は、九九+位の感覚+繰り上がりの三重奏。一つでも欠けると崩れる、繊細な単元なんです。

🤔 「23×4」で何が起きている?

「23×4」という筆算は、頭の中で2つのかけ算を順番に処理します。

つまり、「23×4」は実は「4×20+4×3」なんです。
この分配の発想を体感できると、筆算は一気に意味を持ち始めます。

🔢 23×4 の頭の中

23 ×  4 92 ①1 ①4×3=12 → 一の位2、繰り上がり1 ②4×2=8、+繰り上がり1  → 十の位9 答え:92 23×4 = 4×20 + 4×3 = 80+12 = 92
✨ 筆算は 九九を2回使い、位ごとに足す仕組み

🌱 家庭でできる、3つの伝え方

🔢 ポイント①

分けて見せる「4×20+4×3」

「23×4は、4が23個あるという意味」――まずこれを伝える。次に、「4×20と4×3に分ければ簡単」と見せる。分配の発想を絵やお金で体感すると、筆算の意味が一発で入ります。

📐 ポイント②

「位をそろえる」基本動作を徹底

vol28のひっ算と同じく、マス目ノートを使い、位をきちんとそろえて書く習慣を。位がずれると答えがずれる。毎回フォーマットを揃えることが、計算ミスを激減させます。

🎯 ポイント③

繰り上がりは「小さく書く」

繰り上がった数は、十の位の上に小さく書く習慣を。「4×3=12 だから1を上に書いておく」――書いた数を足し忘れないのがコツ。これだけで正答率が大きく上がります。

❌ 親がやりがちなNG対応

❌ NG① 九九を完璧にしてから筆算へ

九九が完璧でなくても筆算は始められます。「3の段が苦手なら、九九表を横に置いておこう」――道具を使いながら筆算の仕組みを理解する方が、両方が同時に伸びます。完璧主義は、子どもの足を止めます。

❌ NG② 「速く計算しなさい」

最初は遅くて当たり前。スピード重視で叱ると、子どもは焦り、ミスが増えます。「正しくできた回数」を褒めてあげる方が、結果的に速くなります。

✨ 筆算ができたサインと、次のステップ

✨ こんな様子が見えたら、筆算の感覚が育ったサインです

繰り上がりを忘れず、2桁×1桁が安定して解ける。
「23×4は4×20と4×3を足す」と意味で説明できる。
―― ここまで来たら、3桁×1桁・2桁×2桁もスムーズに進みます。

まるちゃん先生
かけ算の筆算は算数の中盤の山場
ここで「型」を身につけた子は、4年生・5年生の計算で大きく差がつきますよ🐾