「23×4」の筆算で迷う子への、本当の伝え方
小学3年生・かけ算の筆算でつまずく原因と、家での教え方 🔢
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「23×4」――小学3年生で出会う、かけ算の筆算です。
vol02で2年生の九九をお話しましたが、3年生ではいよいよ2桁×1桁の筆算。九九を覚えていても、ここでつまずく子は驚くほど多いんです。
「4×3=12、4×2=8 で…えっと、答えは何?」――九九は言えるのに、筆算の組み立てが分からない。これが3年生の壁です。
かけ算の筆算は、九九+位の感覚+繰り上がりの三重奏。一つでも欠けると崩れる、繊細な単元なんです。
🤔 「23×4」で何が起きている?
「23×4」という筆算は、頭の中で2つのかけ算を順番に処理します。
- ① 4×3=12(一の位のかけ算、12の1は繰り上げ)
- ② 4×2=8、繰り上げの1を足して9(十の位のかけ算)
- ③ 答えは 92
つまり、「23×4」は実は「4×20+4×3」なんです。
この分配の発想を体感できると、筆算は一気に意味を持ち始めます。
🔢 23×4 の頭の中
🌱 家庭でできる、3つの伝え方
分けて見せる「4×20+4×3」
「23×4は、4が23個あるという意味」――まずこれを伝える。次に、「4×20と4×3に分ければ簡単」と見せる。分配の発想を絵やお金で体感すると、筆算の意味が一発で入ります。
「位をそろえる」基本動作を徹底
vol28のひっ算と同じく、マス目ノートを使い、位をきちんとそろえて書く習慣を。位がずれると答えがずれる。毎回フォーマットを揃えることが、計算ミスを激減させます。
繰り上がりは「小さく書く」
繰り上がった数は、十の位の上に小さく書く習慣を。「4×3=12 だから1を上に書いておく」――書いた数を足し忘れないのがコツ。これだけで正答率が大きく上がります。
❌ 親がやりがちなNG対応
九九が完璧でなくても筆算は始められます。「3の段が苦手なら、九九表を横に置いておこう」――道具を使いながら筆算の仕組みを理解する方が、両方が同時に伸びます。完璧主義は、子どもの足を止めます。
最初は遅くて当たり前。スピード重視で叱ると、子どもは焦り、ミスが増えます。「正しくできた回数」を褒めてあげる方が、結果的に速くなります。
✨ 筆算ができたサインと、次のステップ
繰り上がりを忘れず、2桁×1桁が安定して解ける。
「23×4は4×20と4×3を足す」と意味で説明できる。
―― ここまで来たら、3桁×1桁・2桁×2桁もスムーズに進みます。
ここで「型」を身につけた子は、4年生・5年生の計算で大きく差がつきますよ🐾
まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。
