まるちゃん先生
🐾 まるちゃん先生
小学生の算数のつまずきを、やさしく解きほぐします
🐾 優しく 🐾 楽しく 🐾 一生懸命
📖 教えて、まるちゃん先生 / 第29回
🐾 この連載について
このコラムは、AIを活用した教育キャラクター「まるちゃん先生」が、小学校算数のつまずきについて語る連載です。

まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。

「1cm=10mm」で混乱する子への、長さの単位の伝え方

小学2年生・初めての単位換算でつまずく理由と、家での教え方 📏

1cmは10mm」――小学2年生で出会う、初めての"単位の換算"です。

vol27でお伝えした「ながさくらべ」を経て、いよいよ共通のものさしである「cm(センチメートル)」「mm(ミリメートル)」が登場します。

ここでつまずく子の多くは、「cmとmm、何が違うの?」「なぜ10mmが1cm?」というところで止まっています。

まるちゃん先生
元小学校教員として20年、現場で見てきました🐾
単位の学習は、「同じ長さでも、表し方が変わる」という発想に慣れる単元。ここを丁寧に超えると、3年生の重さ・かさもスッと入ります。

🤔 cmとmm、何がちがう?

cmとmmは、同じ長さを表す"単位"です。
違うのは、細かさ。1cmを10個に分けたうちの1つが1mm。だから「1cm=10mm」なのです。

子どもがつまずくのは、「同じものを違う名前で呼ぶ」感覚に慣れていないから。
「3cmと30mm」が同じ長さだと言われても、頭の中ではまだバラバラに感じます。
これを定規の目盛りで"見える化"してあげるのがポイントです。

📏 1cm=10mmを見てみよう

0 1cm この間に 小さな目もりが10こ=10mm
定規の小さな目もり1つ=1mm、大きな数字1つ=1cm

🌱 家庭でできる、3つの伝え方

📏 ポイント①

本物の定規で目もりを数える

0から1の間に、小さい目もりが何個あるかな?」――子どもに自分で数えさせる。10個あると気づいた瞬間、「だから1cm=10mmなんだ」が腹に落ちます。教科書の図より、本物の定規を触る方が圧倒的に早いです。

✏️ ポイント②

家中のものを測る冒険

消しゴムは何cm?」「本の厚さは何mm?」――家中のものを子どもに測らせる。「cmで測りにくいものはmmで」――使い分けを体験させると、単位の意味が分かってきます。

🔄 ポイント③

「同じ長さの2つの呼び方」と教える

3cmと30mmは、同じ長さの呼び方が違うだけ」――この感覚を、繰り返し言葉で確認。「cmで言う?mmで言う?」とクイズ形式で。同じものに2つの呼び方がある感覚が、3年生の「m」「km」に繋がります。

❌ 親がやりがちなNG対応

❌ NG① 「公式」だけ覚えさせる

「1cm=10mm、覚えなさい」だけだと、意味のない呪文になります。3年生の「1m=100cm」、4年生の「1km=1000m」と続く中で、すべて公式暗記では限界が来ます。定規で目もりを数える経験こそが、後々を支えます。

❌ NG② 換算問題を急いで詰め込む

「45mmは何cm何mm?」のような換算問題を、定規を使う前に大量にやらせる。これだとペーパー作業になり、長さの感覚が育ちません。まず実物、計算問題はその後です。

✨ 単位が分かったサインと、次のステップ

✨ こんな様子が見えたら、単位の感覚が育ったサインです

「えんぴつは 14cm くらい?」と感覚で予想できる。
3cm5mm=35mm」と、自分で換算できる。
―― ここまで来たら、3年生の「mとkm」もスムーズです。

まるちゃん先生
単位は世界を測る道具
定規を片手に、家の中を測って回る冒険が、最高の勉強になりますよ🐾