まるちゃん先生
🐾 まるちゃん先生
小学生の算数のつまずきを、やさしく解きほぐします
🐾 優しく 🐾 楽しく 🐾 一生懸命
📖 教えて、まるちゃん先生 / 第21回
🐾 この連載について
このコラムは、AIを活用した教育キャラクター「まるちゃん先生」が、小学校算数のつまずきについて語る連載です。

まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。

「7と3で10」が言えない子に教える、本当の伝え方

小学1年生・1学期の最重要単元「いくつといくつ」のつまずきを解く 🎯

「7と3で10」「6と4で10」――小学1年生の1学期、子どもたちが必ず通る道です。

でも、これがスラスラ出てこなくて、お子さんが固まっていませんか?

「もう何度も練習したのに、なんで覚えられないんだろう…」――そう感じる親御さんに、まず知ってほしいことがあります。
いくつといくつ」は、覚える単元ではなく、見えるようになる単元なんです。

まるちゃん先生
元小学校教員として20年、現場で見てきました🐾
ここでつまずく子は、「10という数のかたまり」がまだ見えていないだけ。決して理解力が低いわけじゃないんですよ。

🤔 なぜ「7と3で10」が言えないのか

「7+3」と書かれていれば、指を使ってでも10と答えられる子は多いです。
でも、「7といくつで10?」と聞かれた瞬間、固まる――これは順序が逆になるからです。

たし算は「増えていく方向」、いくつといくつは「分けていく方向」。
同じ計算のように見えて、頭の中での処理が違うんです。

そして、ここを乗り越えられないまま2学期に進むと、繰り上がり・繰り下がりで一気にしんどくなります。1学期のうちに、ここを"見えるように"してあげるのが鍵です。

🎯 「10」を分けてみよう!

7こ 3こ あわせて 10こ
10は「7と3」「6と4」「5と5」のように、いろんな分け方ができるんです

🌱 家庭でできる、3つの伝え方

ドリルを繰り返すより、「10を分ける体験」を増やす方が、ずっと身につきます。

🎲 ポイント①

おはじき・ブロックを10個並べる

10個のおはじきを横一列に並べて、手で隠す遊び。「7個見せて、あといくつ隠れてる?」と聞きます。実物で"分けた残り"を体験すると、頭の中で10が分けられる感覚が育ちます。最初はゆっくりでOK。「指で数えてもいいよ」と許してあげてください。

🗣 ポイント②

「10を作るよ」リズム遊び

親「7!」 → 子「3!」
親「6!」 → 子「4!」
合わせて10になる数を、声でテンポよく言い合います。お風呂や車の中で、ゲーム感覚で。これだけで「10の補数」が体に染み込みます。

✋ ポイント③

指10本を「10のかたまり」として見せる

両手の指10本を広げて、「ぜんぶで10だよ」と確認。次に左手だけ握って「7だして」と言えば、右手3本+左手1本+指折りで7。10という固定の数から引いていく感覚が、自然に身につきます。

❌ 親がやりがちなNG対応

❌ NG①「もう1年生でしょ」と言わない

焦りからつい言ってしまう言葉ですが、子どもの「数を分ける感覚」は3〜5歳から徐々に育つもの。1年生になったら全員できるわけではありません。プレッシャーで嫌いになる方が、ずっと損です。

❌ NG② 答えだけを覚えさせる

「7と3」「6と4」を呪文のように暗唱しても、2学期の繰り上がりで応用できません。大事なのは「10を分けられる」感覚そのもの。実物体験を飛ばすと、後で必ず戻ってきます。

✨ 身についたサインと、次のステップ

✨ こんな様子が見えたら、感覚が育ったサインです

おやつを「8個と2個に分けて」と頼んだら、迷わずできる。
テストの「6と□で10」を、指を使わず答えられる。
―― ここまで来たら、2学期の繰り上がり計算もスッと入ります

「いくつといくつ」は、小学1年生の算数でもっとも大事な土台です。
ここが見えれば、繰り上がり・繰り下がり・さらに2年生のたし算ひき算まで、すべて地続きになります。

まるちゃん先生
プリントを増やすより、おはじき10個と手のひらで十分です🐾
今日のおやつを、お子さんに分けてもらってみてください。それが一番の勉強になりますよ。