小3VOL.08⏱ 読了 約6分教えて、まるちゃん先生

「12÷3」の答えは同じ?2つのわり算がわかる子の頭の中

3年生がつまずく「等分除」と「包含除」のちがい ➗

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    「12÷3=4」── これは小学生が習う、基本のわり算です。

    でも、お子さんに 2つの問題 を続けて聞いてみてください。

    • 「クッキー12個を 3人で 分けたら、1人何個?」 → 4個
    • 「クッキー12個を 3個ずつ 分けたら、何人分?」 → 4人分

    どちらも答えは「4」。式も同じ「12÷3」。

    ところが、この2つは 意味がまったく違うわり算 なんです。

    まるちゃん先生
    実はわり算には、2つの世界があるんですよ🐾
    ここを区別できるかどうかで、4年生以降の算数が大きく変わります。

    🤔 同じ「12÷3」でも、意味が2つある?

    3年生でわり算が初めて登場したとき、教科書は 2つを別々に教えて います。

    ところがお子さんの頭の中では「答えが同じだから同じもの」として処理されてしまうことが本当に多いんです。

    これが、文章題で立式できない最大の原因の一つです。

    🍪 2つのわり算 ── 等分除と包含除

    クッキーを使って、実際に見ていきましょう。

    🍪 同じ「12÷3」でも、意味が2通り

    A. 等分除(とうぶんじょ)
    「12個のクッキーを 3人で 分ける。1人何個?」
    → 1人 4個 (1人分の量)
    求めるもの:1人分の量 / キーワード:「○人で分ける」
    B. 包含除(ほうがんじょ)
    「12個のクッキーを 3個ずつ 分ける。何人分?」
    4人分 (いくつ分できるか)
    求めるもの:いくつ分 / キーワード:「○個ずつ」
    ✨ 数式は同じ「12÷3」でも、答えの "単位" が違うのがポイント

    整理すると、こうなります。

    A. 等分除 B. 包含除
    例題 12個を 3人で 分ける 12個を 3個ずつ 分ける
    問い 1人 何個 何人分
    求めるもの 1人分の量 いくつ分
    答えの単位 人(袋・組)
    まるちゃん先生
    大人は無意識に使い分けていますが、お子さんは まだこの違いに気づいていないんです🐾
    だから、文章題で「どう式を立てればいいの?」と止まってしまう。

    🔑 文章題で見分ける「キーワード」

    幸い、文章題には どちらのわり算かを教えてくれる合図 があります。

    🔑 わり算の見分けキーワード一覧

    「○人で 分ける」「○組に 分ける」 A. 等分除
    「同じ数ずつに 分ける」 A. 等分除
    「○個ずつ 分ける」「○本ずつ 分ける」 B. 包含除
    「いくつ分?」「何袋できる?」 B. 包含除
    「ずつ」 が出てきたら、迷わず 包含除のサインです

    🌱 家庭でできる「2つのわり算」遊び3ステップ

    難しい教材は不要。クッキーやおはじき、12個ほどあれば十分です。

    🍪 ステップ①

    クッキーで実演する

    12個のクッキーやおはじきを使って、
    3人で分けてみよう」 → 1人に何個渡す?
    3個ずつ分けてみよう」 → 何袋できる?
    手で動かすと、違いが体に入ります

    📝 ステップ②

    同じ問題を2つの形で出す

    「12個のあめ、3人で分けて → 1人何個?」と
    「12個のあめ、3個ずつ分けて → 何人分?」を
    続けて出して、両方の意味を行き来する練習を。

    🔍 ステップ③

    キーワードを指で押さえる

    文章題が出てきたら、お子さんと
    ~ずつ」「~人で」 の言葉を一緒に指でなぞってください。
    どちらのわり算か、自分で判断する力 が育ちます。

    ❌ 親がやりがちなNG対応

    ❌ NG①「答えが同じならどっちでもいいでしょ」

    意味の違いを無視すると、4年生以降の「割合」「比」「速さ」で必ずつまずきます
    3年生のうちに、しっかり区別できる目を育ててあげてください。

    ❌ NG②「ずつ」を読み飛ばす

    文章題で「ずつ」が出てきたら、
    必ず 包含除のサインです。
    ここを一緒に確認するだけで、立式の精度が大きく変わります。

    ✨ つまずきが取れたサインと、次のステップ

    ✨ こんな姿が見られたら、わり算の世界が見えています

    お子さんが文章題を見たとき、
    これは "分ける" わり算? それとも "いくつ分" のわり算?」と
    自分で問えるようになったら、もう大丈夫です。

    ここから先は:

    • 割合(5年生)── もとにする量と、比べる量
    • 速さ(5年生)── 単位あたりの量
    • (6年生)── 比例関係

    これらすべて、「2つのわり算がわかっている」 ことが土台になります。

    まるちゃん先生
    わり算は、"答え" よりも "意味" を見せる単元なんです🐾

    クッキー一袋あれば、お家でちゃんと教えられますよ。
    📖 連載について このコラムは、AIを活用した教育キャラクター「まるちゃん先生」が、小学校算数のつまずきについて語る連載です。

    まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。
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