まるちゃん先生
🐾 まるちゃん先生
小学校低学年の算数のつまずきを、やさしく解きほぐします
🐾 優しく 🐾 楽しく 🐾 一生懸命
📖 教えて、まるちゃん先生 / 第4回
🐾 この連載について
このコラムは、AIを活用した教育キャラクター「まるちゃん先生」が、小学校低学年の算数のつまずきについて語る連載です。

まるちゃん先生は、元小学校教員+数学教室主宰という経歴を持つ架空のキャラクターであり、実在の人物ではありません。ただし、語る内容は、現場の教育実践と数学教育研究に基づいて構成しています。お子さんとの向き合い方の参考になれば幸いです。

文章題で式が立てられない子に教える、本当の教え方

全学年共通の壁 ── 答えではなく、頭の中の "絵" を見る 🤔

「式は?」と聞いても、無言。

答えだけ、ぽつりと書く。

聞いてみると「なんとなく」と言われる。

お子さんが文章題を解くのを見ていて、こんな経験はありませんか?

これは、お子さんが文章題を 解いていない のではなく、独自のやり方で解こうとしている サインです。
今日はその "なんとなく" の正体を、一緒に見ていきましょう。

まるちゃん先生
文章題の本当の壁は、計算の前にあるんですよ🐾
計算が早くても、ここでつまずく子は本当に多いんです。

🤔 なぜ文章題で式が立てられないのか

実は、文章題は 「読む」だけでは絶対に解けません

九九が完璧でも、計算が早くても、文章題で詰まる子は本当に多い。

それは、「文章を式に変換するための中間ステップ」が、すっぽり抜けているからなんです。

📖 抜けているのは「文章 → 絵 → 式」の真ん中

算数のできる子の頭の中では、文章題はこんな順序で処理されています。

✨ 算数のできる子の "頭の中" の3ステップ

📖 文章を読む
🎨 頭の中で絵を描く
✏️ 絵を式にする
✨ 真ん中の "絵にする" が一番大切

ところが、つまずく子の頭の中はこうなっています。

😵 つまずく子の "頭の中"

📖 文章を読む
↓ いきなり
✏️ 式を作ろうとする
⚠️ 真ん中の "絵にする" が、ごっそり抜けている!

「文章を絵にする」という、たった一つのステップ。
これがあるかないかで、文章題の見え方が180度変わるのです。

🍎 「絵にする」を実演します

「りんごが 3個、みかんが 2個あります。
あわせていくつでしょう?」
↓ 絵にする
🍎🍎🍎 + 🍊🍊
↓ 式にする
3 + 2 = 5
✨ 絵が描けたら、式は自然に出てくるんです

🔑 演算を決めるキーワードを覚える

もう一つ、知っておくと一気に立式力が上がるコツがあります。

文章題には、「どの計算を使うか」を教えてくれる合図の言葉があるのです。

🔑 演算を決めるキーワード一覧

「あわせて」「ぜんぶで」「ふえると」 ➕ 足し算
「のこり」「ちがいは」「へると」 ➖ 引き算
「〜ずつ」「〜倍」「〜こずつ」 ✖ かけ算
「分ける」「〜人ずつに」「いくつ分」 ➗ わり算
✨ このキーワードを指でなぞる癖がつくと、立式は劇的に速くなります
まるちゃん先生
「あわせて」が出てきたら足し算。
「のこり」が出てきたら引き算。
この合図を聞き取れる耳が、文章題の力なんですよ🐾

🌱 家庭でできる「絵にする練習」3ステップ

難しい教材は不要です。お子さんと一緒にできる、3つの練習をご紹介します。

🎨 ステップ①

まず、鉛筆で絵を描かせる

文章題が出てきたら、答える前に「絵を描いてみよう」と一言。
簡単な丸や線で十分です。
"絵を描いてから考える" 順序が体に入ると、立式は劇的に変わります。

📖 ステップ②

文章をゆっくり音読してあげる

親御さんが、登場人物ごとに区切って読んであげてください。
○○くんは~」「先生は~」と、お話のように。
場面が頭に浮かびやすくなります。

🔍 ステップ③

「合図の言葉」を一緒に探す

あわせて、はどこ?」「のこりって書いてあるね」と、キーワードを一緒に指さしする。
自分で見つけられるようになるまで、何度でも手伝って大丈夫です。

❌ 親がやりがちなNG対応

❌ NG①「式は後でいいから、答えを書いて」

答えを覚えても、立式の力はつきません。
式を立てるプロセスこそが、お子さんの算数の本当の力を育てます。

❌ NG②「ちゃんと読みなさい」と叱る

"ちゃんと" の意味は、お子さんにはわかりません。
かわりに 「絵を描いてみよう」 と言い換えてあげてください。
はるかに具体的で、お子さんの手が動きます。

✨ つまずきが取れたサインと、次のステップ

✨ こんな姿が見られたら、立式力が育ち始めています

お子さんが文章題を見たとき、自然に鉛筆で図や絵を描き始めたら、それは大きな前進です。
「これはあわせる問題だ」「これは分ける問題だ」と、自分で言えたら万全です。

ここから先は、4年生の「式と計算の順序」、5年生の「割合」、6年生の「比」──。

すべての算数は、「文章を絵に変換する力」が土台になっています。

まるちゃん先生
文章題は、急がば回れ🐾

絵を描く時間こそ、お子さんの算数の力を一番育てる時間なんです。